女性の声に耳を傾けて、ヒット商品を生んだKOSE。AorB戦略とは?

「価格を下げよう」「広告をもっと出稿しよう」「あれ?この商品いまいちだった?」となりがちな時、女性消費者の声に耳を傾けてみるとヒントが生まれることがある。女性の間で流行ってることをすぐに商品化したことでヒット商品を生んだのがKOSEのヴィセ「リップ&チーク クリーム」

若年層は化粧品ブランドの定着化が難しい

特に20代は化粧品ブランドの定着が難しい。価格重視のため特に一つのブランドを長く使い続けるとことをしないためだ。そのため化粧品ブランド各社は消費が旺盛で一つのブランドに定着しやすい40代向け商品の開発や販促に力を入れているのが昨今の流れ。例えば日本ロレアルのスキンケア商品ヘレナルビンスタインのフォースC.3は1995年の発売から数年後に発売終了になったのだが今年9月に復刻版として再デビュー、ターゲットの40代の女性の心を見事に掴み、発売前日までに事前予約が当初計画の1.6倍と好評の滑り出しをしている。

他化粧品ブランド各社が40代向け商品を強化する中、KOSEは若年層向け商品でみごとに女性の心を掴むことに成功しています。

女性のトレンドをいち早くキャッチして商品化、あっという間に人気商品に

口紅をチーク代わりに使うメイク方法が女性たちの間で流行りだしてまだ間もない頃にヴィセの商品開発チームがすぐにチークにもリップにも使えるクリーム「リップ&チーク クリーム」を商品化。2014年の発売直後からすぐに人気となり、初年度で年間計画の1.5倍の100万個を販売したそうだ。これは女性のトレンドをいち早くキャッチしたことで成功した事例です。が!女性のトレンドをキャッチする=人気商品になる!というのは全てに当てはまる訳ではないので要注意だ。

ヒット商品開発にはAまたはB戦略?

  • もし顧客に彼らの望むものを聞いていたら、彼らは「もっと速い馬が欲しい」と答えていただろう(byヘンリーフォード)
  • 多くの場合、人は形にして見せて貰うまで自分は何が欲しいのかわからないものだ(byスティーブジョブズ)

というように、ヒット商品開発には以下のような2つの方法がある。

  • (A)消費者の声に耳を傾けることで人気商品を開発する
  • (B)消費者すら欲しいものが何かを分かっていないため企業側が消費者のニーズを新しく創出してしまうような商品を開発する

KOSEの商品はAタイプだ。消費者の声に耳を傾けることは大切だけど、いつもいつもAが良いわけではないし、かといってBが良いわけではなくAまたはBのどちらで商品開発すべきかという見極めが大事。とはいえ特にBはリスクがあるし勇気も必要だ。だって「こんなものが世の中にあったらみんな喜ぶに違いない!」と奇抜な商品を出してみたものの市場に受け入れられなかったということも今までに沢山あるのだから。

何かを商品・サービス化するときAでいくのか、Bでいくのかの見極めは簡単ではないが、でもある程度は女性のトレンドやニーズを日頃からチェックしておけばAで開発すべきかBで開発すべきかは分かってくるようになるものだ。ウーマンズラボでは継続的に女性のニーズやトレンドを発信しているので継続的にウーマンズラボをご覧頂くことで読者の皆様がAにもBにも対応できるよう記事企画を行っている。引き続きヘルスケア分野の女性ニーズ・トレンドを研究・共有し続けていくのでぜひご要望などはお気軽にお問合せ頂きたい!

 

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