2015年ヘルスケアビジネス市場、5つの特徴を2016年に活かそう!

2015年のヘルスケア市場には5つの特徴があった。今年1年のヘルスケアビジネスの総括を読者の皆様の来年のビジネスヒントに活かしていただきたい!

1.行動変容に着目したビジネス

健康、医療業界では最も難しいとされてきた「行動変容」。そこに着目したビジネス、商品開発、マーケティング戦略が増えた1年でした。弊社のツイッターニュースでも度々「行動変容に着目したビジネス」を取り上げることが多かった。とはいえまだまだ、それは本格的な予防医療や、医療業界中心なのだが、来年からは、行動変容の難しい王道のダイエットやもっと気軽なヘルスケアサービスに応用されていきそうだ。

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2.コト消費重視で、ヘルスケアがもっと自然に身近に

タビナカ需要の高まり、遊び半分のマラソン大会、ショッピングセンターの屋上に設置されたランニングコース、アパレルブランドでスポーツ服取り扱いコーナーを新設など。ヘルスケアが一気に身近になった一年だった。今まではヘルスケア=まじめ、くらい、辛い、面倒というどちらかというとマイナスなイメージが多かったが企業がそのイメージをどんどん楽しくカワイイ、身近なものに変えていった。企業が率先して変われば、人々の生活も意識も価値観も変わる。企業の力はいつも偉大だ。アクティビティ系サービスや、イベント、企画は来年はもっと増えていくだろう。

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3.デジタルとの融合

2年程前までいつも他業界から言われていたのは「美容・健康業界って本当IT化が遅い」ということだった。しかし今年は次から次へとヘルスケア関連のデジタル製品や連携サービスが登場し、多くの消費者の間での認知度が向上した。

ヘルスケア業界は「デジタル」「人的な直接サービス」の2極化がさらに進んでいきそうだ。デジタルの課題は、複雑すぎにならないこと。人的サービスの課題は、いかにコストを抑えながら効率化できるかということ。デジタルが進みすぎてやがては、人的サービスの方が価値があがって、高額サービスになっていくのかもしれない。効率化を求めすぎると、今度は人的な手間をあえてかけたサービスが貴重に、また恋しくなってくるものだ。

4.よりパーソナライズ化されたサービス

個別アドバイス、個別カウンセリング、個別サポート、など「パーソナル」をキーワードとしたサービスが増えた。様々な商品・サービスが途切れなく誕生し、情報過多となった今、消費者は、「何が自分に適しているのか?」がわからなくなってきている。と同時に、大衆向け商品やサービスでは自分の悩みを解決しないことも理解してきている。大切なことは、「皆がやっているから・持っているから私も」という思考ではなく、「何が自分の細かな悩みを解決してくれるか?」という視点。それを満たすのが、パーソナライズ化されたサービスだ。

美容、フィットネス、リラクゼーション、食、旅…。パーソナライズ化が通用する範囲は広い。ただし、サービスによっては利益を上げにくい、というデリットも。慎重に考える必要があるが成長戦略キーワードの一つであることは間違いない。

5.ヘルスケアに関する社会的環境が整い、浸透しはじめてきた

企業の健康経営ストレスチェック義務化スタート、機能性表示解禁などヘルスケアに関する社会的環境が整い、そして浸透が進んだ一年だった。社会的環境が整ってきているとはいえ、ヘルスケアの格差をどう縮めるか、ヘルスリテラシーの低い人たちをどう高めていくかという課題は残る。と同時に、ヘルスケアビジネスに関わるビジネスマン自身がヘルスリテラシーを身に着ける必要性も高まっている。

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