まだまだ話題「デブ活」は大きな商機!戦略ヒント例

(公開2016年7月,最終更新2017年4月)
2013 年頃から少しずつネット上で見かけるようになった「デブ活」。人気度動向がわかるGoogleトレンドを見ると、2016年頃から急上昇しているのがわかる。2017年に入り、デブ活キーワードの人気度は2016年を更に上回っている。女性の間で話題のデブ活を企業(飲食店・食品スーパー・食品メーカー・ドラッグストア・サロンなど)が上手に取り入れることができれば、消費行動促進のキーワードとして、メニューや新サービス開発に役立てられそうだそのポイントをご紹介。

デブ活

画像:Googleトレンド

デブ活とは好きな物を思い切り食べてSNSに投稿する自虐ネタ

デブ活とは「ストレス発散を目的に、ダイエット・美容・健康のことなどお構いなしに、好きな物を好きなだけ食べて、SNSで自虐ネタとして投稿すること」を指す。通常女性は、ご飯を食べ過ぎたり、スイーツや高カロリーなものを食べると罪悪感に襲われネガティブになってしまう。しかしデブ活の最大の特徴は、好きな物を好きなだけ食べることをポジティブに捉えるという点だ。Facebook、Twitter、Instagram上ではデブ活女子の写真投稿やデブ活のワードを多く見かける。

#八潮 の #HandicraftWorks にて wild monstar palette(チミチュリソース)1500円+ハートランド500円 早くも2回目の訪問😎 今回は🐮増し🍍増しのモンスター☝️ シュラスコは今日の方が小ぶりながらどれも筋無くマイう〜👌 野菜の構成も少し変わりましたが、細かいことは省略(笑) チミチュリソースはちょと苦くて全然辛く無かったけど、新登場のパインビネガー🍍はフルーティーでグ〜ッド👍 凄い美味しかったです😋ペンキの嫌がらせをした人は一度これを食べれば意味が無いことが分かると思います✋️ 花雅とスパイシーが登場したらまた行くぞ〜👍✨ ご馳走様でした〜(๑ˇڡˇ ๑) 2017年164杯目の#ラーメン #らーめん #ramen #拉麺 #noodles #noodle #ラーメンインスタグラマー #麺スタグラム #麺スタグラマー #ラーメン部 #麺活 #ラー活 #デブ活 #デブ活万歳 #japan #tokyo #food #japanesefood #yummy #個人的な感想です #汁なし #油そば #新店 #鶴おか #NOODLESTOCK鶴おか #ハンディクラフトワークス

銀あんどプーさん(@ramentokidoki)がシェアした投稿 –

今の女性の「食べ方」はメリハリ型

いつも食で話題になるのは「ヘルシー系」のものばかり。普段の女性の食べ方(美容やダイエットを意識した食事方法)には以下のような意識が見られる。

  • 高カロリーなものは避ける
  • 高GI食品は避ける
  • 野菜・果物は毎日たっぷり
  • 炭水化物中心にならないようにする
  • 水分を意識的にたくさん摂取する
  • 全体の栄養バランスはしっかりと
  • 塩分を摂りすぎない
  • 糖質から食べるのではなく、野菜ファーストで食べる
  • こってり系は避けて、ヘルシーあっさり系を食べる
  • 寝る○時間前は、食事をしない

上記は一例だが、毎回食事をする度にこれだけ意識するのは疲労困憊だ。さらに、好きな物を罪悪感なく食べられないことはストレスにもなる。そこで「たまには何も気にせず好きなものを好きなだけ、罪悪感なく食べ尽くしたい!」という反動から生まれたのが「普段は食に気を付けているが、たまには好きなものを好きなだけ食べる」という食スタイルだ。あくまでデブ活はポジティブなものであるということが大前提であり、かつ、「日頃は食生活に気をつかっている」メリハリ型であるのが特徴だ。

マーケティング次第では消費行動促進のきっかけにできる

デブ活と称した飲食店での女子会では、美容もダイエットも価格のことも一切気にせず大量に(男性も驚く程大量だ!)注文をする。デブ活と称して一人で飲食店に入っても大量に注文をするケースも。写真を撮ってSNSに自虐ネタとして投稿するのだから恥ずかしさも罪悪感も消えてしまう。

デブ活は客単価を上げる大きな商機であることがお分かりいただけるだろう。しかし大々的に「デブ活中のお客様へ!」という言葉を使うことはおすすめできない。では「デブ活」という消費行動をどのように商機として活用できるのか?アイディアをまとめてみた。

飲食店

平日よりも週末にデブ活が盛んになることを考慮し、金曜・土曜のみ「『今日だけは好きなものを食べ尽したい!』女子のための週末がっつり限定メニュー」と題したセットプランをお得に。女性が好きな「パスタ」「肉料理」「スイーツ」「揚げ物」「ラーメン」「丼もの」など、おいしいけどヘルシーからは遠い食べ物…を集中的にまとめてみよう。

食品スーパー・食材宅配

昨今は自宅でホームパーティを楽しむ女性が増えている。そのような女性を対象にするのも良いし、もちろん一人暮らしの女性でも良い。自宅で「好きな物を好きなだけ作り、映画を見ながら(あるいは女子会しながら)食べまくりたい!」女性をサポートするために、「週末は自宅でのんびり、好きな物を好きなだけ作って、食べ尽す!DAY」というコーナーを店舗内に設け、女性が好む食材や話題の食材を集めたり、ちょっと価格が高めのプレミアム系おつまみやお酒を陳列したり、レシピ提案を行うのも良さそうだ。商圏の特性にもよるが、食材調達や時間をかけた自炊が難しい平日よりも、週末や休日が良いだろう。

ドラッグストア・スポーツジム・サロンなど

食関連の企業とは異なり、これら業種は「デブ活」をした後の「サポート役」が適任だ。罪悪感なくポジティブに食べ尽くすのがデブ活だが、やはり全くその影響が気にならないか?といったらそうでもない。デブ活女性はメリハリも大切にしていて、デブ活を実践する頻度は1カ月に1回という女性もいれば、毎週末という女性も。習慣性のある行動なので、デブ活後の定期的なメンテナンスを訴求する売り場づくりや商品を提供すれば、リピーターを確保できる可能性が高くなる。デブ活はあくまで「幸せ時間」であるため、たくさん食べたことを否定する雰囲気よりも肯定する雰囲気を醸し出すようにしたい。

デブ活を想起しやすい類語を使うのがポイント

「デブ活」という言葉を使う方がダイレクトに女性を振り向かせることができるかもしれないが、そのまま使うと「デブ」という言葉遣いに不快感を感じる女性もいるため避けた方が無難だ。ぱっと見て「デブ活」をすぐに想起できる類語やキャッチフレーズを表現できるかどうか?が「デブ活」を商機にできるかどうか?の別れ道だろう。

【編集部おすすめ記事】
ママが自分磨きの消費行動を再び始めるのはいつ?
企業が取り入れるべきシニア女性の心を掴むマーケティングとは?

 

一緒に読まれている記事