企業の動画は「感動系」か「面白系」、どちらが優勢?

ワコールの「思春期の娘と母」をテーマにした動画が、2016年3月の公開から4か月で300万回再生された。企業の動画では公開数日間で100万回を超えるケースもあるので、こちらの再生回数が爆発的に多いとはいえないが、ワコールでは史上最多の再生回数となった。

CSRに積極的に取り組むワコールのちょっぴり泣ける動画

ワコールは下着メーカーとしての認知度が高いが、CSR活動も積極的に行う企業の一つだ。ワコールのCSR活動の一つに、思春期の女子の体の変化と成長に合った下着の選び方などを伝える教室『ツボミスクール』がある。2001年に立ち上げ2016年3月末で累計で受講者は100,235人に達した。

母と子供に焦点を当てた動画で多いシーンと言えば、「ママと、幼児」「母親と、大学進学で上京する子供」「母親と、挙式を挙げる子供」だが、今回のワコールの「ママと、思春期の娘」の組み合わせは珍しい。

これから新たに動画を企画制作するなら、気を付けたいこと

「感動系」動画ワコール偏

動画を検討中の企業は参考までに早速見てみよう!ただ一点要注意したいのは、昨今の企業の女性向け動画は「感動系」が増え、辟易とする女性視聴者も出てきているということ。評価を見ると、「悪い」評価が全体の1/3を占めているケースもある。

これから新たに動画を企画検討する場合は「感動系」以外のもので、視聴者の気持ちをぐっと掴めるようなものも良いかもしれない

「ギャグ系」動画ドコモ偏

上記の動画の後に、こちらの動画をご覧頂きたい。2014年11月にドコモが公開して現在再生回数は1600万回だ。公開当時は、その面白さからweb上で一気に話題となった。

美容や健康関連の企業の場合、想定視聴者が女性になるため「感動系」や「キレイな女優を起用」したものが多く、ドコモの動画のような、いわゆる「ギャグ系」を採用するのは企業のブランディングの面からも、また提供サービス・商品との親和性から考えても現実的ではないかもしれない。しかし先述したように、感動系も女優起用系も格別新しさがなく視聴者の気をひくのが難しくなってきていることを考えると、違う路線で動画を企画する方が、視聴回数・シェア数の伸びを期待できそうだ。感動系はやりすぎると評価を落とす要因にもなるので、注意したい。

では感動系でもなく、ギャグ系でもなく、「違う路線」での動画というと具体的にどんなアイディアなんだ?と思った読者はぜひこちらの動画をご覧いただきたい。「【動画】資生堂が国際的広告賞で最高賞。消費行動を促す動画とは?」感動系でもギャグ系でもなく、これこそが「違う路線の新しいタイプ」だ。

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