歯科業界での「予防医療」が日本ではなかなか進まないワケ

「予防医療」「疾病予防」という言葉が広く浸透してきているものの、歯科業界ではなかなか予防医療の概念が広まらない。「虫歯になったら歯医者へ行く」という概念がいまだ強く、定期健診や予防の意味で歯医者へ通う生活者はまだまだ少ないのが現状だ。しかし歯のケアを怠ると、糖尿病や心疾患のリスクが高くなるなど重大な疾病につながることもあり、本来は積極的に生活者一人ひとりが予防を行うべきで、同時に歯科医師らも積極的に啓蒙していくべきである。

ではなぜ、歯科業界では予防医療が浸透しづらいのか?それには制度の問題や大学教育などが深く関係しているようで、抜本的な改革が必須のようだ。

なぜ歯医者は「予防医療」をためらうのか? 知られざる日本の歯科医療の深刻な問題

なぜ日本の歯科医療が北欧諸国などに遅れをとっているのか?ひとつには「教育」の問題があります。日本の歯科大学、歯学部では、極論を言えば「削って詰める」ことしか教えていません。「予防」という考え方も、「診断」の大切さや技術も教えてくれないのです。日本の歯科医療において、これは大きな問題です。

日本の歯科医療教育の中に「予防」という発想はありません。「いかに精度よく削って詰めるか」「歯がない部分にいかにインプラントで歯を入れるか」といったことしか学んでこないのです。まずこうした歯科医療教育のスタイルを変えないかぎり、日本の歯科医療の改善は望めない。

医科の場合は薬剤の薬科の点数も、経済成長に合わせてずっと右肩上がりで増えてきたのに、歯科に限っては30年前とほぼ横ばいの水準でほとんど変わっていないことも要因の一つだと思います。歯科医師の技術力、高度なスキルが正当に評価されてこなかったのです…続きは財経新聞

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