2017年後半 スーパーフードのトレンド予測発表

(記事公開2016年9月,最終更新2017年7月)
アサイー、スピルリナ、チアシード、ココナッツオイルなど次々に登場するスーパーフード。一時的なトレンドとして終わることはなさそうだ。人気美容雑誌の美的2016年10月号(小学館)の調査によると、スーパーフードを毎日の生活の中に取り入れている人は76%いることがわかり、今、スーパーフードは女性の間で美容と健康をサポートする食材として定番となっている様子がうかがえる。

一般社団法人日本スーパーフード協会の発表による2017年後半のスーパーフードトレンド予測のランキングと合わせて、スーパーフードに関する調査結果から女性とスーパーフードの関わり方について見てみよう。

2017年後半のトレンドスーパーフードは?

一般社団法人日本スーパーフード協会は6月、2017年後半のスーパーフードトレンド予測をランキング形式で発表した。

    • 1位 レッドフルーツ(アセロラ、ゴジベリー、ザクロ、カムカムなど)
    • 2位 進化系スピルリナ(青いスピルリナ、ひとかけ追いスピルリナ)
    • 3位 カカオニブ
    • 4位 スウィツェル
    • 5位 チャーガ茸
    • 6位 ピーポーレン
    • 7位 進化系チアシード(ローストチアシード、チアシードオイル)
    • 8位 ウィートグラス
    • 9位 ナッツバター&オイル
    • 10位  ファッロ

<リリース詳細>発表!2017F/W(後期)トレンド予測 スーパーフードランキング(一般社団法人 日本スーパーフード協会)

女性とスーパーフードの関わり方

次に、女性の生活にスーパーフードがどのように関わっているのか見てみよう。美的2016年10月号の調査によると、具体的にスーパーフードを取り入れているのは「食事(78%)」で、食事と合わせた摂取が圧倒的に多いスーパーフードの栄養効果をたっぷり効率よく得るために、加工されたサプリメントよりも素材そのままで食べたいというニーズと、食事と合わせやすい手軽さ、が理由だろう。2位はコスメで9%、3位はサプリメントで5%だった。少数派だが、スーパーフードの成分入りのコスメを使用している女性もいる様子がうかがえる。まだまだ商品数は少ないが、今後需要が拡大していくと見られる。

スーパーフードを取り入れる目的は、「1位:健康(35%)」「2位:美肌(31%)」「3位:ダイエット(18%)」「4位:疲労回復」だった。

スーパーフード市場拡大のカギは「機能性表示食品」と「美容業界での展開」

スーパーフードは特に明確な定義はなく、「栄養バランスが良く、一般的な食品より栄養価が高い、あるいは健康的な成分が突出して多く含まれている」と、広義に解釈・認知されているため、スーパーフードになり得る食材は、探せば国内外でまだ多くあるだろう。日本のスーパーフードとしては「梅」「味噌」「緑茶」が知られており、発酵食品を中心に国内からも続々と「和のスーパーフード」が登場しそうだ。

機能性表示食品制度が始まったことがスーパーフードのさらなる市場拡大を後押しするのはもちろん、上記のアンケート結果からもわかるとおり、スーパーフードを使ったコスメも注目を集め始めている。コスメ、ヘアケア用品などの美容アイテムとして、今後は美容業界での展開も加速しそうだ。

 

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