中高年世代「生活ニーズの中核」にあるものとは?

世論調査から、シニア世代が今後の生活をどのようにしていきたいか?何を望むか?が見えてくる(平成28年度「国民生活に関する世論調査」)

心の豊かさvs物の豊かさ、どちらを望む?

40代までは物の豊かさを望む人も多く全体の4割前後を占めるが、50代以降からは「物の豊かさ」を求める人は3割以下に、「心の豊かさ」を望む人が圧倒的に多い。中高年世代は年齢的に必要な物はすでに十分に揃っていることから、物の豊かさを若年層ほど強くは望んでいないと考えられるが、50歳を境に心の豊かさを求める人が増えるのは、50代への突入をきっかけに老後の「生き方」や「人生」を考えるようになる人が増えるからかもしれない。

画像引用元:内閣府大臣官房政府広報室

画像引用元:内閣府大臣官房政府広報室(以下同じ)

「将来」と「今」と、どちらを充実させたい?

次の設問は「将来に備えるか、毎日の生活を充実させて楽しむか」。老後に備えて積極的に貯蓄や投資をするのは50代まで。60代以降になると、「備え」よりも「毎日の生活を充実させて楽しみたい」ニーズが急激に高まることがわかる

国民生活に関する世論調査1

60代に入ると時間のゆとりもでき、旅行や趣味、健康維持などのためにお金と時間を使うシニアが増えるが、これらによる充足感は心の豊かさにもつながっている。中高年世代の生活ニーズの中核にあるのは、「精神的に豊かになりたい」「毎日を充実させたい」だ。「物」や「金銭」ではない。だからシニア世代の間では、旅行、歴史や文化の学習・触れ合い、ボランティア活動などが人気なのだ。

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