自殺原因トップは「健康問題」、ヘルスケア各企業が把握すべき事実(1/3)

日本における自殺者の原因・動機の圧倒的トップは「健康問題」であることをご存知だろうか?昨年平成27年は、健康問題が理由で約12,000人が自ら命を絶っている。近年自殺者数は減少に転じてきており、医療技術の発展、企業のストレスチェック制度、生活者のヘルスケア意識の高まりなどはこの流れをさらに押していく形になると考えられるが、自殺者総数の約半分が健康問題を理由に自殺していることを考慮すると、まだまだ楽観できない状況だ。自殺はヘルスケア企業も意識すべき日本の社会問題の一つだ。

<合わせて読みたい記事>
■自殺率が最も高い秋田県、最も低い神奈川県 〜都道府県別ランキング〜
■日本女性は世界で3位 国際比較で見る高い自殺死亡率

自殺予防週間とは?

9月10日(土)〜9月16日(金)は自殺予防週間。この機会に、国内における自殺の実情について考えてみよう。

画像引用元:こころの耳(厚生労働省)

画像:こころの耳(厚生労働省)

自殺予防週間は、自殺について誤解や偏見をなくし正しい知識を普及啓発する期間で、9月10日の世界自殺予防デーに因んで設定され、平成19年度から始まった。

国民に自殺や精神疾患についての正しい知識を普及啓発し、これらに対する偏見をなくしていくとともに、命の大切さや自殺の危険を示すサイン、また危険に気づいたときの対応方法等について国民の理解の促進を図ることを目的とする(引用:内閣府)

PAGE TOP
×