医療・健康情報を「ケタ違い」の規模で収集・解析するプロジェクト開始

医療・健康情報を「ケタ違い」の規模で収集し、ケタ違いに高速なビッグデータ処理で解析することで、健康寿命延伸や医療費抑制につなげる「社会リスクを低減する超ビッグデータプラットフォーム」プロジェクトが2016年4月に立ち上がった。

同プロジェクトのキックオフシンポジウムが2016年9月12日(月)に内閣府と科学技術振興機構により開催された。これまでのビッグデータを超えた「ケタ違いの超ビッグデータの高速収集・解析」が生活者にとっての健康・医療は大きく前進しそうだ。

今回のプロジェクトでは、心臓病など、患者の予後や医療費を大きく左右する疾患において「低い確率で多様かつ重篤な症状が起こる」ことに着目する。こうした症状の「発作は確率的に起こり、治療効果も確率的。(臨床試験で)統計的に有意とされた治療を患者全員に当てはめるようなやり方」は通用しない

心臓病の症状を繰り返し悪化させる患者の中には、一般に心臓病との相関が強いとされるコレステロール値や血糖値は正常で、実は腎臓機能が悪いといったケースもあるという。このように、疾患の背景因子の特定は容易ではない

そこで今回は、従来の医療ビッグデータ解析で行われていたような「断面(ある時点)での解析ではなく、時系列での解析を行う。これにより、低い確率で起こる事象の背景因子に関するデータを集め、不連続な(健康状態の)変化を予測できるようにする。(引用元:日経デジタルヘルス)

関連記事
■女性に身近な「統合医療、補完・代替医療」、正しく理解している?
■西洋と東洋の融合こそ、現代医療の最前線か?
■高齢者向け自己健康管理ITプログラム、終末期医療に

一緒に読まれている記事