西洋医学が東洋医学の科学的根拠を研究、そして立証された!

西洋医学の医師たちは、東洋医学に積極的ではない。西洋医学に基づいて診療を行う病院で、医師に漢方や針治療、アロマセラピーの相談をしても怪訝な顔をされることが多いと感じる患者は多いだろう。西洋医学の医師たちが東洋医学への積極的な理解を示さないのは、東洋医学には科学的根拠がないからだ。

統合医療の概念が広まりつつあるものの、現実は西洋医学と東洋医学の融合は中々進まない。しかしこの度、カナダ・カルガリー大学医学部の研究チームは東洋医学と共同で「針治療による便秘改善の効果」について研究を行い、「針治療は効果ある」との結論を米国内科学会機関誌「Annals of Internal Medicine」に発表した。

西洋医学と東洋医学の共同研究は珍しい。患者にとっては両方のそれぞれ良いところを活用して治療にあたることがベスト。西洋医学と東洋医学の融合が今後進んでいくことを期待したい。

鍼灸や漢方などの東洋医学に科学的な根拠が薄いとよくいわれるのは、治療に効果があるかどうかを立証する際、治療を実施したグループと実施しなかったグループ(対照群)を比較する方法(臨床試験)を伝統的に行なわないからだ。

たとえば、10人の便秘患者がおり、「鍼治療で4人がよくなった」と主張しても、それが鍼による効果なのか、ほかの要因による効果なのか、対照群がいないと確認できない。 今回、研究チームは慢性的で重症の「難治性便秘」に、現代式の鍼治療の「電気鍼」に効果があるかを調べるため、中国の15カ所の病院の協力を得た…詳細はJCASTヘルスケア

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