高まる漢方ニーズ 女性が思う「漢方薬のイメージ」とは?
(記事公開2016年10月,最終更新2017年7月)
漢方に関する話題が増えている。漢方女子、薬膳料理、美肌や冷え性などの体質改善や不定愁訴改善を目的とした漢方・漢方薬、統合医療として考える漢方・漢方薬など、漢方に関するコンテンツを女性誌などのメディアで日常的に見かけるようになった。
漢方ライフを提案するニホンドウの漢方ブティックや、伊勢丹新宿店地下2階「ビューティアポセカリ」内の漢方薬相談などは、漢方の世界観がオシャレに演出されており、多くの女性で賑わっている。
このように多くの女性に受け入れられるようになった漢方。そもそも、女性は漢方・漢方薬に対してどのようなイメージを持っているのだろうか?漢方薬に関するイメージについて女性を対象に行った調査結果がある。
株式会社タキザワ漢方廠が女性300名に行った「漢方薬に関するイメージ」調査では、次のよう結果が出た。(株式会社タキザワ漢方廠調べ「漢方薬について」)
- 体にやさしい(53.7%)
- 体質改善できそう(40.3%)
- 高額(38.0%)
- 副作用がない(36.0%)
- 即効性がなさそう(34.0%)
- 苦い・臭いがある(30.7%)
- 安心・安全(11.0%)
- 難しそう(10.0%)
- その他(0.7%)
半数近くの女性が「体にやさしい」「体質改善できそう」というポジティブな印象を持っている一方で、「高額」「即効性がなさそう」「苦い・臭いがある」「難しそう」というネガティブな印象を持つ人もいた。最近のメディアでの紹介やオシャレな漢方専門店の影響などもあり、広義に漢方を解釈すると(食事や生活習慣改善など「漢方」の考えを軸にしたライフスタイル全般)ポジティブな印象を持つ女性が多いと言えそうだが、「漢方薬」となると、料金や効果、取り入れ方などが未知の領域になるのかもしれない。
漢方への興味・関心が高まる中、ヘルスケアに漢方薬を取り入れてみようと考える女性は確実に増えるだろう。漢方や漢方薬の正しい考え方や取り入れ方などの適切な情報発信を通じて、調査結果に上がったネガティブな印象を払拭したい。
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