働く女性のライフプラン見直しなるか?社会的理由で初の卵子凍結出産

41歳の時に自身の卵子を凍結保存した大阪府内の女性(44)が、昨年その卵子を解凍、妊娠・出産したことが分かった。41歳だった当時、女性は仕事が忙しく結婚の予定がなかったが、「どうしても子供が欲しく自然妊娠を待つような悠長なことはできない」という理由から、卵子凍結保存を決意したという。

卵子凍結の研究は、本来は抗がん剤治療などで排卵が難しくなってしまう若い女性患者を想定して始まった研究分野で、これまでにも医学的な理由で卵子を凍結、妊娠・出産した例はあるものの、仕事などの社会的理由を背景にしたケースは初めてとのこと。

卵子凍結に関するトピックは、特に昨年から多くの女性誌でも度々取り上げられており、特に働く女性向けの雑誌や30~40歳前後の女性向けの雑誌で特集されることが多い。仕事をする女性が増え、晩婚化による高齢出産や不妊を危惧する女性たちの関心は高く、「卵子の老化」「妊娠力」「妊活」「卵活」という言葉は、この年代の女性にとってはなじみある言葉だ

卵子凍結は費用も高く、また健康な女性にとってはリスクになることもあり「健康な女性の卵子凍結を推奨しない」という日本産科婦人科学会の意見もあるので、そのような面も考慮する必要はあるが、今回のニュースは働く女性たちにとって自身のライフプランとキャリアプランを見直すきっかけになるかもしれない。

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