エステ経営は儲かるのか?低価格化を脱する方法

エステの平均利用価格は下がってきている傾向にあり、反対にリラクゼーション系(アロマトリートメントやスパの施術など)は価格が高めという、「エステは安く、リラクゼーションは高く」という流れになっている。

1回¥3,000~6,000未満利用が64%

エステは高いというイメージは一昔前のような印象があり、最近はリーズナブルな店舗が増えている。1回の利用料が¥3,000未満が22%、¥3,000~6,000未満が42%。更にその利用は単発なのか、通いなのかにもよって1回の施術料金に払える料金が変わってくるがイベント前(結婚式、合コン、パーティなど)の利用が47%、定期的に利用が46%と半々になっている。

画像引用元:ホットペッパービューティ

エステは安くないと集客できない、でもリラクゼーションは高価格帯でも集客できる理由

意外にもエステサロン利用は安いというのが最近の印象だ。クーポンやキャンペーンなどを併用したり、他社との差別化を出すためにもっと安く提供している店舗も多くあり低価格競争が激しくなっている事も低価格化の要因になっている。これは消費者にとっては非常に嬉しいけど事業者にとっては喜ばしい流れではない。エステ市場規模はここ7~8年横ばいが続いているのに対し、リラクゼーション市場(アロマ・スパ・リフレクソロジー・クイックマッサージなど)は年々拡大している。特にアロマやスパといったリラクゼーションメニューの中でも特に女性に人気のサービスは高価格帯が多いのが特徴だ。

ではなぜエステは安くないとお客様が集まらなくなってきているのか?という理由は以下。

  • 健康志向の高まりからキレイになるならインナービューティからという志向になってきた
  • キレイになるためには運動や食事から改善するという考えが広まっている
  • 美容家電製品の高度化と種類の豊富さ、お手頃価格感
  • モノ消費からコト消費へと消費スタイルが変化している
  • ストレス社会・情報過多時代が原因で疲労対策のニーズが高まっている
  • 美容ケアはセルフで色々できるが、リラクゼーションケアはセルフは難しい

などがあげられる。反対にこれらの要素をカバーできているのがリラクゼーション系のメニュー。

低価格を抜け出すには、ヘルスケアの打ちだしが鍵

肌ケアは今の時代、セルフで十分にできちゃうものだ。例えば私の金曜日の夜の過ごし方はコチラ。

  1. お風呂で20分半身浴タイム。汗をしっかり出して毛穴ケア
  2. カラダを洗いながらスクラブなどで肌のごわつきケア
  3. また半身浴しながら水分たっぷりジェルパックで保湿ケア
  4. 洗い流したら半身浴しながら、化粧品のクリームをたっぷり塗った上にラップとホットタオルをのっけて更に保湿ケア
  5. お風呂からあがったら、超音波リフトアップ美容家電でリフトアップケア
  6. 終わったら今度はスチーマーで保湿ケア
  7. 化粧水→美容液→アイケア→パック→ラップ&ホットタオルでケア→乳液→クリーム
  8. DVD見ながら顔ヨガしてリフトアップケアで完了!

 

とここまで、セルフで本格的にできてしまう。だからエステに通わなくても十分にケアができる。ではどうやったらエステもリラクゼーション業界のように低価格にしなくてもお客様に利用して頂けるかというと、ヘルスケアやリラクゼーションをテーマにしたメニューを、現在のコンセプトをぶらすことなく追加してみるという方法だ。

儲かるエステを実現するにはコンセプトをぶらさず、新メニュー導入

例えば現在、フェイシャルエステのみを提供しているのだとしたら「美肌のためには、インナーケアも大切ですよ」という打ち出し方をして以下の流れを追加する。

  1. よもぎ蒸し10分で子宮力アップ(女性ホルモンケア)
  2. カラダが温まってきたらフェイシャルメニューに入る(←ここが従来のメニュー)
  3. 施術中またはその後に、「顔の血色を良くするためには副交感神経を優位にしてストレスケアをすることが大切」というストーリーをつくった上で簡単なリフレクソロジーやトリートメントメニューを導入

といったように、その前後にヘルスケアメニューを導入するというもの。上記で述べた「二極化している理由」を考えると、こういった対策方法で低価格を抜けだす方法が考えられるだろう。リラクゼーションニーズは高まり、且つ価格が安くないにも関わらず利用者が多いのが特徴なので、リラクゼーションという付加価値をつけたフェイシャルエステのサービスの提供にはもっともっと可能性があるはずだ。反対に可能性があるのに低価格競争をして利益が出ない!と嘆いているお店はとても勿体ない。

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