ココカラファイン、照明配慮で化粧品売上UP。リピート利用の鍵は照明

ココカラファイン(神奈川・横浜)の「ココカラファイン茶沢通り店」は以前と比べ、化粧品の売上が上昇傾向にあるという。

 

2015年9月に全面改装し、化粧品コーナーの照明に顔色の移りをよくする専用シャンデリアを導入。店舗売上高に占める化粧品の割合は4割と高く、若い女性の来店が多い。従来の蛍光灯では白い光が強く、女性がファンデーションの色を間違いやすく、アイメークの色を選びづらかった(引用元:日経MJ2月)

とのこと。この配慮は非常に嬉しい。女性の深層心理を反映させてのことなのか、記載されている通り色を間違いやすいからそれを改善するためだけだったのかはわからないが、「照明への配慮」が女性客をリピートさせられるかどうかを決定する程重要な要素であることを知らない企業がまだまだ非常に多い。

女性はキレイにうつる鏡・照明・場所が好き。その反対は嫌い。

女性は男性と比べ、メイクや肌ケアの関係上鏡を見る回数が多い。そのとき、自分がかわいくキレイにうつる鏡と、ぶさいくにうつる鏡とが存在する。恐ろしいことなのだがこれは鏡の質の問題ではなく鏡を取り巻く環境の問題だ。例えば照明が真上から落ちるところに人が立つよう設計された洗面台は上から直に光を浴びるため、法令線やたるみに影をつくり、老けた顔に見える。そのためそのような洗面台への滞在時間は短くなる。

真っ白の蛍光灯がこれでもか!というくらいに明るすぎる、夜の電車・夜のコンビニ・夜のドラッグストアほど、デートの帰りに寄りたくない場所はない。なぜなら肌のシミシワがあらわになるし、ファンデーションがよれてたり、一部落ちてしまっているのを見られるし、アイライナーやシャドウがにじんでいるのがばれてしまうから。その無駄に明るすぎる空間は同性の友達同士でも「嫌だなぁ」と思うほど。化粧品カウンターやドラッグストア、コンビニで商品について店員さんに相談したいときも、自分の化粧が崩れていたりすると、間近で顔を見られるのも嫌で躊躇してしまうものだ。

繁盛している飲食店ほど、徹底した女性配慮の照明計画がされている

ウーマンズでは店舗プロデュースも多数行っているが、繁盛する店舗ほど照明計画が緻密に設計されている。例えばお手洗いの照明は、鏡にもっともキレイな顔がうつるよう計算された場所に設置される。テーブル席では、女性の顔がキレイに映えるよう、暖色系の柔らかい照明を使い且つ、テーブルの真上に照明を設置することなんて絶対せず、顔に影が出ないような場所に設置する。このような場所だと会話も弾みやすく、居心地の良さからも滞在時間が長くなり客単価も上がりやすくなる。

デートや合コン、パーティの会場選びのとき、女性が真っ先に気にして話題にするのが「照明は?」と内容であることをご存知だろうか?先日友人がデートでいつものお気に入りの焼肉屋さんへいったときのこと。そしたら、それまでは暖色系の柔らかい暗い雰囲気を醸し出していた店内がなぜかいきなりすべて蛍光灯に切り替わっていたそうだ。終始友人は「化粧落ちてないかな?シワを見られてないかな?」というのばかりが気になり全く食事も会話も楽しめず、そしていつもは3~4時間滞在するにも関わらず「お腹いっぱいになったからもう帰る」とわずか1時間程でその店を出たということだ。そして私に「美味しくて好きだったけどあの店は二度と行かない」と憤慨していた。お店側にとっては大きな機会損失だ。もったいない。

リピート利用を促進し、客単価を上げるなら照明が仕掛けの一つになる

女性は、自分をキレイに見せてくれる照明・鏡が好きなのだ。鏡を見るたびに嫌な自分よりキレイな自分がうつっている方がテンションも上がるし、もっともっとキレイになりたい!と思って色々な商品を試してみたくなる。つまり購買促進の仕掛けの一つになる。

向い合せで好きな彼とご飯食べて色々お喋りを楽しみたいのに、真っ白の蛍光灯では笑い皺や肌の毛穴まで見られそうでとてもだが落ち着いて食事を楽しめない。それよりも少し照明を落としてあげれば、会話もはずみ滞在時間も長くなり、客単価も上がる。

リピート利用してもらうための一つの仕掛けに照明を検討してみてはいかがだろう。

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