フィットネス業界が好調な理由と今のトレンド

フィットネス業界が好調だ(Quick Money World調べ)。若い世代よりもシニアの利用が伸びている現状があり、それに危機を感じる店舗もあるが、売上高・会員数は堅調に推移している。

業界売上高は3000億、会員数は300万

フィットネス業界 売上好調

画像引用元:Quick Money World(以下同じ)

フィットネス業界売上好調2

業界売上高は3000億円、会員数は300万人。2006年頃から売上高・会員数共に横ばいになっているがそれでも微増であること、そして健康志向が定着してきた背景を含め、株式投資・金融情報サイトQUICKによると、フィットネス業界の株価は上昇傾向にあるという。

フィットネス業界売上好調3

好調のフィットネスクラブは「スクール」と「明確なターゲット戦略」

同社はこれらの分析を通し、好調な理由としてフィットネス業界には2つのトレンドがあると言及している。

<トレンド1>
スクールに力を入れて差別化・定着化を図る(セントラルスポーツ、ルネサンス)

<トレンド2>
「女性」や「高齢者」等のようにターゲットをうまく絞ることで利用者の満足度向上・定着化を図る(コシダカホールディングス、東祥)

業界トップ5社の特徴・強味

フィットネス業界上位5社にはそれぞれ明確な強味があることが分かる。

第1位:コナミホールディングス
質の高い設備と年代層の厚さが特徴。「健康サービス事業」セグメントの売上高営業利益率は3%前後を推移

業界第2位:セントラルスポーツ
全店舗のうち9割以上の店舗にプールを設置。スイミングスクール時代のノウハウを活かしたレッスンを提供していることが強み

業界第3位:ルネサンス
ヨガや格闘技とフィットネスを組み合わせた独自のスタジオレッスンに注力

業界第4位:コシダカホールディングス
女性専用フィットネスクラブ「カーブス」を全国展開。スタッフ含め利用者全員が女性であるという安心感と、丁寧な指導が特徴。
1つ1つの店舗が小規模で、設備を最低限にすることで実現した低価格・圧倒的な店舗数が強み

業界第5位:東祥
大人だけのスポーツクラブをコンセプトに「ホリデイスポーツクラブ」を地方中心に展開。
低負荷のマシンや利用者同士の交流スペースを用意し、高齢者層ターゲット
(引用元:Quick Money World)

最近は特にシニア向けサービスを強化しているところが多く、あるフィットネスジムでは運動とは関係ないカルチャースクールや、生活の知恵を学ぶセミナーを開催することで、まずは運動に興味がないシニアにジムに足を運んでもらう施策を行うなどしており、かつての「若者がカラダを引き締め、筋肉隆々にする場所」といういイメージから「交流する場所」へと変わってきている。第4位と第5位のフィットネスはシニアとまではいかなくても年齢が上の層に支持されているのが特徴だが、共通項は「敷居の低さ=近寄りやすさ」だ。

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