機能性で冷茶ブーム追い風。女性客を増やす工夫で消費拡大

猛暑を逆手に取り、冷茶で消費拡大につなげようとお茶業界や産地で様々な取り組みが行われ始めている。冷茶ブームを後押ししているのが、その機能性だ。熱湯ではなく冷茶として摂取することで、体の免疫力を高める機能性成分「エピガロカテキン」の含有率が高くなるという。

各生産者・販売者は女性客の心を掴むために様々な工夫や仕掛けをしていることが分かる。女性の心を掴むのは、結局はどの業界も「見せ方・訴求の仕方」次第、とも言える。商品・サービスそのものはどれも高品質が当たり前の今の時代、「見せ方」でどう消費行動を促すことができるか?が重要だ。

・静岡県や日本茶業中央会でつくる全国お茶まつり実行委員会が昨年「水出し緑茶元年」を宣言、今年は2年目

 

「冷茶をおしゃれに飲みたい」という若い女性のハートを射止める容器も登場。2013年にワインボトルのようなおしゃれな「フィルターインボト ル」をハリオ(東京・中央区)が発売した。ボトル上部に茶こしが付いているため、茶葉をそのまま入れて水を注ぎ、冷蔵庫で冷やせば 気軽に冷茶が楽しめる。数百円で買える一般的なボトルと比べて割高だが、当初から「生産が追い付かない」ほどの人気 に。その後も「2、3割増と、右肩上がりで売り上げは伸びている」という

 

・鹿児島県のJAあおぞらは今年から、このボトルと茶葉とのセット販売を開始。茶は品種別に複数取りそろえ、味の違いを楽しめるように工夫した。JAは 「お茶だけ売ろうとしても厳しい時代。おしゃれなボトルと組み合わせることで、あまりお茶を飲まない層にも普及したい」と力を入れる。

 

・佐賀県の中島美香園は店頭にボトルを並べ、冷茶を提案。ボトルがあるとリーフ茶も売りやすくなる。若い女性がプレゼントに買っていくことも多い」そうだ。

 

・愛知県の西尾茶協同組合は、水で抹茶を入れた「冷抹茶」を2016年7月27日から東京都庁でPRする(引用元:日本農業新聞)

今年の夏は都内でも冷茶を無料配布するという、日本交通とサントリー伊右衛門の取り組みも期間限定で行われる。今年の夏は更に冷茶消費が拡大しそうだ。

関連記事
■販売数量、目標の300%超えのトロピカーナはボトルもHPもカワイイ
■女子ウケ重視のビアガーデンが急増中!健康美容系も続々