世界的に話題「マインドフルネス」、国内でも認知度急上昇

近年世界的に注目されている「マインドフルネス」が、日本でもこの夏以降で大きな話題を集めている。テレビ番組、雑誌、書籍など多くのメディアで紹介されており、今後、認知度は急激に高まりそうだ。ユーザーの関心の推移を視覚で理解できるグーグルトレンドで調べると、2016年にに入ってから急上昇していることが分かる(赤囲み部分が2016年8~9月の値)。

画像引用元:Googleトレンド

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 マインドフルネスとは「心を健康に整えること」

ストレスの多い現代社会だからこそ世界的な注目を集めるようになったマインドフルネスは、簡単に言うと「心を健康に整える」こと。瞑想を中心としたプログラムでうつ病を予防したり、ビジネスリーダーの育成プログラムなど、特に医療やビジネスの分野で活用されてきたが、「心を鍛えてストレスに強くなれる」点が、近年分野を超えて多くの人に支持されるようになってきた。

考え方を改めて幸せに生きたい、というニーズの現れ

100万部突破の「嫌われる勇気(ダイヤモンド社)」も大きな話題を集めているが「考え方を改めて幸せに生きたい」というニーズはマインドフルネスと共通している。以前までは、瞑想や思考トレーニングなどは宗教的、あるいは精神論のような印象を持たれることも多く、幅広い世代・ジャンルには受け入れられてこなかったが、近年の急速な情報過剰が後押しとなって注目を集めるようになったのかもしれない。


嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

心のヘルスケアを重視する流れは、国内外、年齢・性別、仕事の有無・職種問わず今後さらに需要が高まっていくはずだ。「心の健康」にフォーカスした商品・サービスの本格的な需要はこれからだ。

マインドフルネスを理解するなら

マインドフルネスの概念を詳しく知りたいという方には、脳科学者茂木健一郎氏訳の「心を整えればシンプルに生きられる」がオススメ。


心を整えれば、シンプルに生きられる: 1日5分の「マインドフルネス」習慣 (王様文庫)

 

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