女性のメイクトレンド 主役は「目」から他パーツへ

ナチュラルメイクがブームの近年、アイメイクは控えめに、代わりにリップの色使いに注目が集まり、赤み系の派手な色味でメイクを楽しむ傾向がここ数年続いている。常にメイクのトレンド最先端にいるのは10~20代の女性だが、30代以降の女性だって「古い顔」にならないためにメイクのトレンドを取り入れたいという思いはある。アラフォー世代読者が多い美容情報誌、美ST2016年11月号(光文社)では、「今っぽい顔」を作るポイントとして、一言でわかりやすく「今のメイクの主役は唇」と提唱している。

アイメイクを強調するためにリップはベージュなど控えめな色に、そしてアイライナーやアイシャドウ、マスカラでパッチリとした大きな目を作ることが一番の関心事だった90年代~2000年代のメイクを謳歌してきたのが、今の30~40代。

「目をパッチリ大きく見せる事が可愛いメイク」という信念があるこの世代にとって、アイメイクを薄くする事や、リップの色味でメイクを楽しむという概念を理解し、実際に自分の顔に取り入れる事は簡単ではない。若干の抵抗も感じる。しかし、同時に「古いメイクのせいで顔が古くなり、それがさらに老け印象を強める」という意識があるのも事実。特に、シミシワたるみと言った加齢サインが目立ち始めるアラフォー世代はその意識が強い。

美意識が高い女性の場合、「今っぽい顔を作るためのメイク方法・トレンドの取り入れ方」は重要なテーマだ。メイク関連商品でこの世代をターゲットにするなら、商品の質そのものや価格の訴求、単純な使い方説明だけではなく、以下のようなこの年代ならではの悩みを解決する役立つ情報も発信するといいだろう。

  • 昔メイクの脱却方法
  • 無理な若作りはせずに、今っぽい顔になるメイク方法
  • 年齢を感じさせないメイク
  • 厚化粧に見えないメイク方法

 

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