定番化した「糖質制限食」今後は差別化のための一工夫が必要

低糖質食品を、コンビニ、スーパー、通販、飲食店などで多く見かけるようになった。コモディティ化しつつある中、これからは単に「低糖質」「糖質制限」を謳うだけでは女性の支持を集めるのは難しくなりそうだ。

エー・ピーカンパニー(東京・港区)が運営する居酒屋「塚田農場」は、麺をえのき茸で代用したえのきのカルボナーラ「えのきナーラ」を新メニューとして2017年4月より提供開始した。通常のえのきよりも、約2倍の長さになっているのが特徴で、えのきを代用することで、カロリーは麺と比較した場合に1/4まで抑えられるという。

塚田農場のえのきナーラの登場で、えのきを使ったパスタ料理の認知度は上がりそうだ。登場早々、「長いえのきを使ったパスタ」ということで話題になっており、ネット上には「早速食べてきたけど、美味しかった!」「えのきナーラ、家で作ってみた」「斬新なアイディア!食べてみたい!」との声が。

低糖質食品が定番化してきた今、「低糖質」「糖質制限」のキーワードのみで注目を集めたり話題を醸成するのは難しくなってきている。低糖質食品をこれから注目させるためには、同社のように一ひねりある差別化が必要そうだ。

 

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