2018年のコスメ・美容のトレンドキーワード発表 アットコスメ

コスメ・美容の総合サイトアットコスメを運営するアイスタイル(東京・港)は今月、2017年のビューティトレンドを総括する「@cosmeビューティアワード2017」の中で、2017年のトレンドキーワードと2018年のコスメ・美容のキーワードを発表した。2018年、美容業界では何が流行るのか?

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2017年のトレンドキーワード

1.SNS映えに必須 立体メイク

昨年に引き続きヒト・モノ・コトすべてにおいて「SNS映え」が活況を呈した1年だった。中でもコスメに関しては、商品自体のSNS映えから、「写真に映った際の自分の印象」を重視する傾向へ。「SNS映え」自体のニーズがシフトしてきている。

そういったニーズの変化から、海外のSNSを起点に浸透してきた「立体メイク」への関心が高まった。以前は、シェーディングやハイライトはメイクアップアーティストやメイク好きの女性が使用していたニッチなアイテムだったが、今年は、一般の人が日常使いに取り入れられる商品の販売が日本でも増え、さらに注目が集まった。

@コスメベストコスメアワード受賞商品のクチコミを分析すると、「鏡の中ではそこまで変わりなく見えます。しかし!自撮りしてみると鼻筋や彫の深さが圧倒的に違います」や、「普段はそんなに顔の大きさを気にしませんが、写真に写ると話は別です。シェーディングを入れるのと、入れないのでは顔の大きさがひと回りもふた回りも違ってみえます」などの声が聞かれたという。

立体メイクは、SNS映えには必須のテクニック。2018年も引き続き人気を集めそうだ。

2.自分に合ったものを選びたい”パーソナライズ”

同社による直近1年間の@コスメのクチコミ分析によると、「パーソナルカラー」「肌診断」といったワードの出現件数が顕著に増加し、効果や機能、使い心地など「自分に合ったものを選びたい」というニーズが高まっているという。

画像:アイスタイル

そのようなニーズに合わせ、自分好みの色や成分で生活者が化粧品を選んでいくという主体的な体験とは異った、客観的な条件や分析結果に基づいた結果によって色や機能を選択する商品が注目された。その代表が、メイクの新カテゴリーとして登場した落ちない染めるコスメ「ティントコスメ」だ。2017年、若い女性を中心に大いに盛り上がりを見せた。

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3.”シワ”の出現率上昇 エイジングケア革命

2017年は「シワを予防する」という従来の予防美容ではなく、出来てしまったシワそのものを改善するという商品が登場した。トレンド賞を受賞したエリクシール「エリクシール シュペリエル エンリッチド リンクルクリーム S」、ポーラ「リンクルショット メディカルセラム」のどちらの商品も大きなニュースになり、化粧品の機能が躍進した1年となった。また、これらの商品の登場により、「シワ」そのものに対する関心が高まり、@コスメのクチコミにおけるワード出現率も上昇したとのこと。

様々なベストコスメアワードを受賞したポーラのリンクルショット メディカルセラムの売り上げは好調に推移しており、生産効率が飛躍的に向上し製造コスト低減に成功したことで、2018年1月1日より現在の15,000円(税抜)から13,500円(税抜)の新価格で販売を開始する。シワに悩む多くの女性たちに支持されているこちらの大ヒット商品。価格改定で来年は新たな女性の囲い込みに成功し、さらなる話題を集めそうだ。

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2018年コスメ・美容のキーワード「Beauty Tech元年」

同社は、2018年のコスメ・美容のキーワードを「Beauty Tech元年」と発表。「パーソナライズ」ニーズの高まりによって、より、自分にピッタリの商品を選んでくれる、教えてくれる助けとなる「テクノロジー」がビューティの世界でも台頭しつつある。2018年はその流れが一層加速する、と同社は予測している。

2017年、実際にどんなテクノロジーが美容と融合したのだろうか?事例は以下記事でどうぞ。

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