長生きに否定的な女性、50%超える

日本人の平均寿命が男女ともに過去最高を記録したニュースは記憶に新しい。

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2017年平均寿命発表 男女ともに過去最高

世界トップクラスとなった日本人の平均寿命は、ポジティブなニュースとしてメディアで取り上げられることが多いが、実はめでたいことでもないようだ。老いの工学研究所(大阪)の「健康・医療に関する意識調査」では、「日本人の寿命がさらに延びることを願うか」「とにかく長生きしたいと思って暮らしているか」という質問に、「そう思わない」「ややそう思わない」と否定的な回答をした人の方が多いことがわかった。

特に否定的なのは、年齢別に見ると高齢者よりも若い人で、男女別に比較すると男性よりも女性に多く見られた。「とにかく長生きしたいと思って暮らしているか」に関しては51%の女性が否定的な回答をしており、女性にとって長生きが必ずしも嬉しいこと・目指していることではないようだ。

若い人や女性の方が長生きに対して否定的な人が多い理由までは調査されていないが、考えられる理由としては、年金受給の不安、健康の不安、家族に迷惑をかけたくない、80歳・90歳・100歳までのライフプランを具体的に描けないことなどが挙げられるかもしれない。男性よりも長生きする女性にとって、現役リタイア後の数十年の人生を考えることは重要事項だ。

中高年層の関心事と言えば「長生き」や「健康寿命」と思いがちだが、一方で、長生きを支える「生活や身体の基盤そのもの」を不安に感じている人たちは増えている。高齢期のQOLの向上や具体的なライフプランの構築などが、今後強く求められるようになるだろう。

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