【保存版】2017年度ヘルスケア啓発イベント一覧(2017年4月~9月)

官民一体となって取り組みが行われるヘルスケア関連の啓発イベント一覧まとめ、平成29年度版4月〜9月(※)。各イベントに合わせ、新たなプロモーションなどに活用しよう!※現時点でまだ詳細が未定のものに関しては昨年度の内容を掲載。

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【保存版】2017年度ヘルスケア啓発イベント一覧(2017年10月~2018年3月)

4/7(金) 世界保健デー

世界的に展開される健康啓発デー。WHO(世界保健機関)が設立された1948年4月7日を記念して設けられた。毎年WHOによって啓発するテーマが選ばれ、そのテーマに沿ったイベントが各国で開催される。昨年2016年のテーマは「糖尿病」、今年2017年のテーマは「うつ病」、スローガンは「一緒に話そう(Let’s talk)」。うつ病の啓発、対策の推進を目指す。

WHOによると、世界のうつ病患者数は3億人を上回り、うつ病から年間約80万人が自殺しているとされ、国際的な取組が求められており、青年期、妊娠出産期の女性、高齢者の3つのグループに対する取組が特に必要とされています。(引用:厚生労働省)

【詳細情報】
2017年世界保健デーのテーマは「うつ病」です(厚生労働省)
「うつ病対策」に関する情報(みんなのメンタルヘルス)

5/31(水)~6/6(火) 世界禁煙デー、禁煙週間

WHOが定める世界的な禁煙デー。この日に合わせ国内においては毎年5/31〜6/6日を禁煙週間とし、普及啓発を行っている。昨年2016年のテーマは「受動喫煙のない社会を目指して ~たばこの煙から子ども達をまもろう~」。

禁煙は世界的に強化が進んでおり、国内においても2020年のオリンピック開催に向けて受動喫煙防止策を強化するため禁煙エリアの拡大を目指している。2020年までの3年間は特に禁煙週間に関連するイベントが増えそうだ。厚生労働省のホームページには各自治体での取り組み内容も掲載されている。

【詳細情報】
2017年 世界禁煙デーについて(厚生労働省)

6/1(木)~6/7(水)  HIV検査普及週間

厚生労働省が実施するHIV検査の浸透・普及を図る普及啓発イベント。HIV感染の早期発見が重要だとし、国や都道府県などが、利便性の高い検査場所や時間帯に配慮した検査の実施や情報提供を行う。当日は、人数制限は設けられているが無料でHIV(エイズ)検査も受けられる。

平成28年の新規HIV感染者・エイズ患者報告数(速報値)は1,440件で、近年横ばい傾向が続いている。一方で診断時に既にエイズを発症している割合は約3割のまま推移しており、早期発見のための検査機会を逸していることによるものと考えられる。検査・相談体制の充実は、今なおエイズ対策の喫緊の課題。(引用:エイズ予防情報ネット

検査機会の普及を図るのが同イベントで、11月の「世界エイズデー」では、エイズまん延防止や正しい理解の促進、患者や感染者に対する差別・偏見の解消を目的に世界的啓発イベントが開催される。

【詳細情報】
平成29年度「HIV検査普及週間」実施要項(エイズ予防情報ネット)
12月1日は「世界エイズデー」(厚生労働省)

6/1(木)~6/30(金) リウマチ月間

雨の多い時期にリウマチの痛みが強くなりやすいことから、梅雨入りする6月をリウマチ月間としている。リウマチ性疾患の中でも最も患者数が多い関節リウマチは、30〜50代の女性に多く男女比は1:4。特に女性が意識すべき病気だ。リウマチ月間では、リウマチに関する理解を深め正しい知識を普及啓発する。6月11日(日)には、公益財団法人日本リウマチ財団主催で講演会が行われる。厚生労働省、他、後援。

【詳細情報】
リウマチ月間リウマチ講演会  平成29年 6月11日開催(日本リウマチ財団)

6/4(日)~6/10(土) 歯と口の健康週間

歯と口の健康に関する知識の普及啓発、歯科疾患予防の習慣定着、早期発見・早期治療を徹底することで、国民の健康保持増進を目指す。厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会が1958年から実施している。歯列矯正や歯のホワイドニングなど近年口腔ケアの注目度が高まっており、また「歯と体の健康の関係性」が若い人の間でも徐々に認知されるようになっていることから、今後注目度が高まると期待されるイベントだ。

【詳細情報】
歯と口の健康週間(日本医師会)

7/1(土)~7/31(月) 「愛の血液助け合い運動」月間

夏休みに入ることで学校・企業・団体などから献血の協力が得られなくなる夏季に血液製剤を確保することを目的とした運動。厚生労働省、都道府県、日本赤十字社により全国一斉に行われる。

近年、少子高齢社会の進展などにより、この10年間で10代・20代・30代の献血者数が約30%減少するなど、若年層の献血者が減少傾向にあります。今後も、輸血を必要とする方々を支えていくためには、各年代層はもとより、若年層の献血へのご協力がますます大切になっていきます。引用:日本赤十字社

なお、毎年1月〜2月の2カ月間に渡り実施されるのは「はたちの献血キャンペーン」。献血者が減少する冬季の血液製剤確保を目的としており、新たに成人を迎える「はたち」の若者を中心に理解・協力を求める。キャンペーンキャラクターにはフィギュアスケートの羽生結弦選手が平成27年から3年連続就任。こちらも厚生労働省、都道府県、日本赤十字社により全国一斉に行われる。

【詳細情報】
7月は「愛の血液助け合い運動」月間です!(日本赤十字社)
はたちの献血とは?(日本赤十字社)

7/28(金) 日本肝炎デー

肝炎の検査受検勧奨、予防・治療に関わる正しい理解を普及啓発する世界肝炎デーに合わせ、国内では平成24年に日本肝炎デーが定められた。国民の肝炎の正しい知識を深めるために、「知って、肝炎プロジェクト」では、エグザイルやAKB48、石田純一さんなど有名人をスペシャルサポーターに迎え様々な活動を行っている。

厚生労働省が実施したアンケート調査によると、国民の半分が肝炎ウィルス検査を受けておらず、その理由のトップに上がったのは「検査の機会がなかったから」だという。正しい知識の普及と合わせ、検査機会の創出が求められる。

日本では、年間約4万人が肝臓病で亡くなっており、このうち約3万5千人は、肝ガンによる死亡で、国内における悪性腫瘍死因の第4位となっています。現在、慢性肝炎ウイルス感染者(B型肝炎、C型肝炎)が300〜370万人いると推測されておりますが、肝炎ウイルスに感染していても検査をできるだけ早く受けて感染を知り医療機関で適切な治療を受けることで肝硬変や肝がんといった深刻な症状に進行するのを防ぐことができるにもかかわらず、肝臓は沈黙の臓器と云われ、自覚症状では診断できないため、多くの患者さんが重症化してから診断され、つらい治療を受けているのが現状です。(引用:JAPAN HEPATITIS DAY)

【詳細情報】
知って、肝炎プロジェクト(厚生労働省)
ウィルス性肝炎の基礎知識(国立研究開発法人国立国際医療研究センター肝炎免疫研究センター肝炎情報センター)

8月1(火)~31(木) 食品衛生月間

食中毒事故の防止や衛生管理の向上を目的に、食品事業者や消費者に食品衛生の普及啓発を図る。温度・湿度が高くなり特に食中毒を起こしやすい時期である8月の1カ月間実施される。厚生労働省、都道府県、保健所設置市などが主催、全国規模で行われる。

【詳細情報】
食品衛生月間の実施について(厚生労働省)
2016年食品衛生月間中の各都道府県市の活動内容(公益社団法人日本食品衛生協会)
家庭でできる食中毒予防の6つのポイント(厚生労働省)

9/1(金)~30(土) 健康増進普及月間

国民の健康意識を高め健康づくりの実践を促進することを目的とし、都道府県、保健所設置市、特別区、市町村や関係団体など国全体で普及啓発を図る。糖尿病、がん、心臓病、脳卒中などの生活習慣病などを予防する「一次予防」に重点を置いた取り組みで、特に「生活習慣病の特性」「運動」「食事」「禁煙」に関する理解の普及を通し健康寿命の延伸を目指す。平成28年のスローガンは「1に運動 2に食事 しっかり禁煙 最後にクスリ〜健康寿命の延伸〜」。普及月間中は、メディアやポスター、リーフレットによる広報だけではなく、ウォーキングなどの運動イベントも各地で開催される。

【詳細情報】
平成28年度 健康増進普及月間について(厚生労働省)
平成28年度 健康増進普及月間中の各都道府県の活動内容(スマートライフプロジェクト)

9/1(金)~30(土) 食生活改善普及運動

健康増進普及月間と合わせて同時期に実施されるのが食生活改善普及運動。健康寿命の延伸を目的に、毎年重点を置くテーマが決められ全国的な運動が展開される。前回平成28年度は「主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が1日2回以上の日がほぼ毎日の者の割合の増加」「野菜摂取量の増加」「食塩摂取量の減少」に重点が置かれ、スーパーマーケットなどの売り場や飲食店等で活用できるポスターやPOP類が厚生労働省よりダウンロード形式で配布された。

【詳細情報】
平成28年度 食生活改善普及運動実施要綱(厚生労働省)
平成28年度 食生活改善普及運動特設ページ(スマートライフプロジェクト)

9/10(日)~16(土) 自殺予防週間

9月10日の世界自殺予防デーに合わせ、国内では毎年9月10日からの1週間を自殺予防週間とし、国、地方公共団体が連携して、自殺について誤解や偏見をなくし、国民の自殺や精神疾患についての正しい知識を普及啓発。命の大切さや自殺の危険を示すサイン、危険に気づいた時の周囲の対処方法等について理解促進を図る。平成28年度はインターネットを活用した広報としてYahoo!JAPANによる特別企画が設けられた。

【詳細情報】
平成28年度 自殺予防週間実施要項、広報ポスター、取組(厚生労働省)
Yahoo!Japan特別企画「厚生労働省 自殺予防週間」(Yahoo!Japan)

なお、類似啓発イベントである「自殺対策強化月間」は国内のみの啓発イベントで、月別自殺者数の多い3月に毎年実施される。

【詳細情報】
自殺対策強化月間とは(厚生労働省)

 

9/15(金)~21(木) 老人週間

超高齢社会を迎えたことで、老人福祉に対する国民的理解の促進と、高齢者自身の立場の自覚と社会参加促進を目的に2001年に定められた。毎年9月15日が「老人の日」、15〜21日の1週間を「老人週間」としている。本キャンペーンが目指す目標は以下6つ。

(1) すべての高齢者が安心して自立した生活ができる、保健・福祉のまちづくりを進め、ふれあいの輪を広げよう。
(2) 高齢者の知識、経験や能力をいかした、就労・社会参加・ボランティア活動を進めよう。
(3) 高齢者の生きがい・健康づくり、介護予防への取り組みを進めよう。
(4) 高齢者の人権を尊重し、認知症高齢者への支援のあり方や介護問題等をみんなで考え、高齢者や介護者を支える取り組みを積極的に進めよう。
(5) 超高齢社会における家族や地域社会等の役割を理解し、お互いに協力して安心と活力ある長寿社会をつくろう。
(6) 減災や防災への取り組みに関心を持ち、日頃から地域でのつながりを築こう。
(引用:内閣府「平成28年「老人の日・老人週間」キャンペーン要綱」)

混同しやすいが「敬老の日」と「老人の日」は別の物だ。「敬老の日」は毎年9月第3月曜日とされ、老人を敬い長寿を祝う。2017年は9月18日(月)が敬老の日で祝日となる。一方「老人の日」は毎年9月15日と定められ、祝日ではない。高齢者のQOL向上を目指し、高齢者自身の意識向上や周囲の人々や地域の理解を促進する日だ。

【詳細情報】
平成28年 「老人の日・老人週間」キャンペーン要綱(内閣府)

9/21(木) アルツハイマーの日

毎年9月21日は「世界アルツハイマーデー」。国際アルツハイマー病協会がWHOの後援を受けて1994年にこの日を記念日とした。毎年この日に世界70以上の国や地域で認知症患者の家族や各関係団体などが、アルツハイマーの理解促進のための活動を行う。国内においてもこの日をアルツハイマーデーとし、各自治体や企業で情報発信や、患者・その家族の支援活動などが展開される。昨年は京都府の京都タワーや滋賀県の彦根城、大阪府の大阪城など全国19カ所がアルツハイマーデーに合わせオレンジ色にライトアップされた。

【詳細情報】
世界アルツハイマー月間2016(公益社団法人 認知症の人と家族の会)
平成28年度 都道府県の取組一例(鹿児島県)
平成28年度 企業の取組一例(ユニ・チャーム株式会社)

9/24(日)~30(土) 結核予防週間

毎年9月24日から30日までを「結核予防週間」として、地方自治体や関係団体が結核予防に関する普及啓発を図る。

結核は、結核菌によって発生するわが国の主要な感染症の一つです。毎年新たに1万8000人程度の患者が発生しており、世界的にみても日本はまだ結核の低まん延国ではありません。結核を発症した場合、無治療でいると50%程度の方が亡くなってしまうといわれています。現在は、医療の進歩もあり、そこまで高い割合で亡くなることは ありませんが、髄膜炎を発症してしまった場合は、現在でも30%程度の方が亡くなり、治った方においても後遺症を残すことがあるといわれています。(引用:厚生労働省「9月24日~30日は結核予防週間です」)

【詳細情報】
9月24日~30日は結核予防週間です(厚生労働省)
結核とは(国立感染症研究所)

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