【保存版】2017年度ヘルスケア啓発イベント一覧(2017年10月~2018年3月)

官民一体となって取り組みが行われるヘルスケア関連の啓発イベント一覧まとめ、平成29年度版10月〜2018年3月(※)。各イベントに合わせ、新たなプロモーションなどに活用しよう!
※現時点でまだ詳細が未定のものに関しては昨年度の内容を掲載

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10/1(日)~31(火) がん検診受診率50%達成に向けた集中キャンペーン月間

がん検診の重要性を啓発するキャンペーン。現在日本では国民の2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなっており、がんの罹患数と死亡数はともに増加し続けている。1981年以来がんは日本人の死因第1位と深刻な状況であるにも関わらず、日本は国際的に見てもがん診受診率が低い。欧米では80%を超えているのに対し、日本は35%と最低レベルに位置している。特に女性の受診率の低さが目立ち、子宮頸がん検診受診率においては、米国85%に対し日本は37.7%だという。行政のみならず、各企業や各関係団体が一体となって取り組むべき課題た。

平成25年に実施された「国民生活基礎調査」によると、日本のがん検診受診率は、男性においては、胃がん、肺がん、大腸がん検診の受診率は4割程度であり、女性においては、乳がん、子宮頸がん検診を含めた5つのがん検診の受診率は3〜4割台となっています。特に子宮頸がん、乳がんについては、検診受診率が低い状況にあります。(引用:厚生労働省 がん検診受診率50%達成に向けた集中キャンペーン)

【詳細情報】
平成28年度 がん検診受診率50%達成に向けた集中キャンペーン月間(厚生労働省 キャンペーンサイト)
低い日本のがん検診受診率(同上)
都道府県別がん検診受診率(同上)

10/1(日)~31(火) 乳がん月間

「がん検診受診率50%達成集中キャンペーン」と同時期に行われる啓発イベントが乳がん月間。乳がんの検診受診率の向上、早期発見・診断・治療を目指した世界的な乳がん啓発イベント「ピンクリボン運動」も10月に行われている。同イベントでは、有名人によるトークショーやシンポジウム・セミナー、ウォーキングの開催、各都市でピンク色のライトアップを行うなど、年々盛り上がりを見せている。2017年で15回目を迎える。

国立がん研究センターがん情報サービスによると、日本人女性の11人に1人が乳がんにかかっているが、検診受診率は41%(2013年)と、国際的に見ても非常に低いのが現状だ。ピンクリボン運動発祥の地であるアメリカの現在の検診受診率は80.8%(2012年)と非常に高く、運動の広がりにより検診受診率が徐々に上がり死亡率も低下したという。

【詳細情報】
2017年 ピンクリボンフェスティバル公式サイト
2017年 イベントスケジュール(ピンクリボンフェスティバル)
日本の乳がん事情(同上)
過去のピンクリボンフェスティバルの様子 2003~2015(同上)

10/10(火) 目の愛護デー

1931年に始まった運動が1947年に「目の愛護デー」と定められ、現在は厚生労働省が主催となって目の健康に関する理解を深めることを目的とし、各地で眼科医による目の検診受診促進や、企業や団体によるイベントが開催されている。

目の定期的な検診を受ける人は少ないが、パソコンやスマホの急激な普及により、目のトラブルを抱えている人は増えている。今は盛り上がりに欠けている印象のあるイベントだが、「スマホ老眼」という言葉が注目されていることに合わせ、今後生活者の注目が高まりそうな啓発イベントだ。

【詳細情報】
目の愛護デー 各地で行われるイベント(公益社団法人 日本眼科医会)
企業による「目の愛護デー」啓発一例 (参天製薬株式会社)

11/1(水)~30(木) 過労死等防止啓発月間、過重労働解消キャンペーン(仮称)

11月を過労死等防止啓発月間とし、過労死をなくすための取り組みが厚生労働省主催で行われる。平成28年度は以下などが実施された。

  • 厚生労働省労働基準局長による、ベストプラクティス企業への職場訪問と、報道などによる取り組み事例の紹介
  • 過重労働が行われている事業場などへの重点監督の実施
  • 全国一斉 電話相談の実施
  • リーフレット、広報誌、ホームページなどの活用で国民への周知・啓発
  • 過重労働解消のためのセミナー開催

【詳細情報】
平成28年 過重労働解消キャンペーン(厚生労働省)
平成28年 過重労働解消キャンペーンリーフレット(同上)

11/4(土) 世界糖尿病デー

糖尿病人口が世界的に増加している状況を踏まえ、WHO(世界保健機関)とIDF(国際糖尿病連合)が1991年に制定、2006年に国連により公認された。当日は世界各地で啓発イベントが開催される。国内では、東京タワーを始め全国各地でブルーライトアップやイベントが開催される。

現在、世界の糖尿病人口は3億8700万人に上っており、2035年には約6億人に達すると試算されています※1. 中でも日本が位置するアジア・太平洋地域の患者数の増加は深刻で、2014年は1億3800万人と全世界の約1/3の糖尿病患者がこの地域に集中しています。我が国においても、糖尿病と強く疑われる人と可能性を否定できない人の合計は約2050万人※2に上り、早急な対策が迫られています。

※1IDF DIABETES ATLAS 6th Edition (International Diabetes Federation)
※2 平成24年(2012年)国民健康・栄養調査 (厚生労働省)

(引用:World Diabetes Day Committee in Japan)

【詳細情報】
平成28年度 世界糖尿病デー(World Diabetes Day Committee in Japan)
全国各地のブルーライトアップやイベント開催情報(同上)

12/1(金) 世界エイズデー

エイズに関する正しい理解、エイズのまん延防止、患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的に、世界各地でエイズに関する啓発活動が行われる。WHOが1988年に制定。国内では厚生労働省主催で啓発イベントが開催される。シンボルマークはレッドリボン。

“レッドリボン(赤いリボン)”は、もともとヨーロッパに古くから伝承される風習のひとつで、病気や事故で人生を全うできなかった人々への追悼の気持ちを表すものでした。

この“レッドリボン”がエイズのために使われ始めたのは、アメリカでエイズが社会的な問題となってきた1980年代の終わりごろでした。このころ、演劇や音楽などで活動するニューヨークのアーティスト達にもエイズがひろがり、エイズに倒れて死亡するアーティスト達が増えていきました。そうした仲間達に対する追悼の気持ちとエイズに苦しむ人々への理解と支援の意思を示すため、“赤いリボン”をシンボルにした運動が始まりました。(引用元:エイズ予防財団 エイズ予防情報ネット)

画像引用元:エイズ予防財団 エイズ予防情報ネット

世界エイズデーにおける国内でのメインイベントは「レッドリボンライブ」。2006年から毎年開催されている同イベントには、歌手、お笑い芸人、様々な著名人が集まり、ライブやトークを通じてエイズの予防啓発を呼びかける。

なお6月の「HIV検査普及週間」では、HIV検査の浸透・普及を目的に、厚生労働省主催で普及・啓発イベントが開催される。エイズ無料検査も実施される。

【詳細情報】
12月1日は「世界エイズデー」(厚生労働省)
RED RIBON LIVE 2016公式サイト
HIV検査普及週間に向けた普及啓発イベントを実施します(厚生労働省)

1/2(火)~2/28(水) はたちの献血キャンペーン

献血者が減少する冬季の血液製剤確保を目的に、新たに成人となる「はたち」の若者を中心に献血の理解・協力を求める。キャンペーンキャラクターにフィギュアスケートの羽生結弦選手が平成27年から3年連続就任。キャンペーン動画が注目されており、多くのコメントが寄せられている。キャンペーンは、厚生労働省、都道府県、日本赤十字社により全国一斉に行われる。

なお7月の1カ月間実施されるのは「愛の血液助け合い運動」。学校や企業・団体などから献血の協力が得られなくなる夏季に血液製剤を確保することを目的としている。

【詳細情報】
平成29年 はたちの献血キャンペーン(日本赤十字)
7月は「愛の血液助け合い運動」月間です!(日本赤十字社)

3/1(木)~8(木) 女性の健康週間

女性の様々な健康問題を社会全体で総合的に支援することを目的にした国民運動で、平成21年度から実施されている。女性の活躍推進においては女性の働きやすい環境づくりが必要とされ、多様性ある働き方や介護・育児問題の解消を目指し様々な取り組みが急速に進められているが、重要なのはライフスタイルやワークスタイルの改善だけではない。全ての資本となる「健康な体」を維持することが大前提だ。妊娠・出産・更年期・閉経と、女性ホルモンの変化で心身が変化しやすい女性は個々が健康づくりに取り組む必要がある。これから年々盛り上がりを見せていくイベントになりそうだ。

【詳細情報】
平成28年度 「女性の健康づくり」実施について ページ下部に各都道府県の女性の健康づくりの取組について詳細を掲載(厚生労働省)

3/1(木)~3/31(土) 自殺対策強化月間

「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現に向け、自治体や民間団体による相談や電話による相談など相談支援の情報提供など、自殺対策を集中的に展開。年間の月別自殺者数が最も多い3月に毎年実施される。

なお9月10日〜16日の「自殺予防週間」は、9月10日の世界自殺予防デーに合わせた世界的な啓発イベントで、自殺について誤解や偏見をなくし、国民の自殺や精神疾患についての正しい知識を普及啓発する。命の大切さや自殺の危険を示すサイン、危険に気づいた時の周囲の対処方法等について理解促進を図る。

【詳細情報】
平成28年度 自殺対策強化月間(厚生労働省)
平成28年度 自殺予防週間(厚生労働省)

3/3(火) 第62回耳の日

耳の病気のことや健康な耳の大切さを理解することを目的に、各都道府県で、耳に関する相談会や講座などのイベントが開催される。日本耳鼻咽喉科学会の提案により、昭和31年に制定された。

【詳細情報】
耳の日とは?(一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会)
第61回 耳の日  各都道府県の取り組み内容(同上)

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