【厚労省】生活保護、65歳以上が初の過半数超え 高齢者の貧困拡大

厚生労働省が6月7日(水)に公表した生活保護の被保護者調査(平成29年3月分概数)結果によると、2016年度の生活保護受給世帯数は過去最高を更新し、65歳以上の高齢者世帯数は837,008世帯と全体の51%を占めたことが分かった。高齢者世帯が過半数超えとなるのは初めてのこと。高齢者の貧困が拡大している。

シニアマーケティングで度々議題に上がるのが「シニアのお財布事情」だろう。シニアビジネスが注目されるようになってから、「シニア=消費が活発、お金を持っている」というポジティブな一面ばかりが注目されてきたが、最近は、65歳以上世帯の消費鈍化や貧困問題などのネガティブな側面も表面化してきている。人生100年時代と言われている今、現役リタイア後は収入が減った状態で30~40年を過ごすことになる。将来に不安を感じるのも当然だ。そのような時代背景からも、シニアのお財布事情がシビアになっていることに留意したい。以下記事も合わせて確認しておこう。

<参考記事>
2012年以降「日本全体の消費者の半分がシニア」という事実

シニアマーケティングの理解は、年金受給者「生活費内訳」の把握から!

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