100円で満足する女性が増加中 「100円で十分!」と思われている商品例

昨年注目キーワードとして広がった「セリパト」に代表されるように、今「100円で十分!」と考える女性が増えている。サリパトとは100円ショップ「セリア」をパトロールすること。100円に見えない可愛い・オシャレな掘り出し物を買いまわることを指し、セリパト後、女性たちはInstagramやTwitterに商品画像を投稿する。類語に「しまむらをパトロールする」する「しまパト」がある。

女性たちが「100円で十分!」と思うようになった背景

100円均一ショップ各社が100円とは思えない可愛くオシャレで高品質な商品を相次いで投入したことで、多くの女性にとって100円ショップは十分に満足できる買い物場所となった。100円ショップ人気を下支えしているのは、「悲壮感ある節約志向」ではなく、「かわいい商品が多いし、高品質だから十分!」という満足感だ。以下の参考記事からも「お金を使わないのは節約志向からではない」ことが理解できるだろう。

<参考記事>
若者がお金を使わないのは単なる「節約志向」ではない?

メリハリ消費が100円商品ニーズを更に強める

100円ショップのような「安くてかわいい掘り出し物」を購入する一方で、消費者は「値段が高く、高機能な商品」も積極的に購入しており、消費の二極化は今後更に強まっていくと予想される。

特に高価格帯の商品購入が目立つのが高付加価値型の家電製品。働く女性が増えたことにより「家事を少しでも楽にしたい、時短したい」ニーズの高まりが関係しているが、もう一つ考慮したいのは、今の生活者たちが「日常の充実・幸せを求める」ようになったことだ。日常、つまり家にいる時間を快適で充実した時間をつくりだすために、高価格帯の家電製品を購入する心理的抵抗が小さくなっているのだ。

<参考記事>
「幸せ・充実」を非日常には求めない女性生活者が増加中 

賢くなった消費者

「コスパを重視し、本当に価値あるものだけにお金を使う=メリハリ消費」をする賢い消費者が増えたと言えるだろう。メリハリ消費で大活躍してくれるのが、安さの王道100円ショップなのだ。

「100円で十分!」と思われてる商品例

ネット上には「100円で満足」する商品例として様々なグッズが投稿されている。特に、売り切れ続出で入手困難とネット上で話題になったザ・ダイソーの「シリコーン 潤マスク フェイスマスク用」と「ロイヤルゼリー配合美容液RJローション」の人気ぶりからは、今100円ショップが女性にとって楽しく満足する買い物できる場所であることが伺える。

その他、女性たちが思う「100円で十分!」と思う商品例を美容健康関連商品に絞って以下にまとめた。

  • コスメ(アイブロウ、チーク、アイライナー、マスカラ、小顔ローラー、メイクポーチ、つけまつ毛など)
  • ネイル関連グッズ(マニキュア、トップコート、爪磨きや爪やすり、除光液、ネイルシールなど)
  • ヘアアイテム(コーム、ヘアゴム、ヘアピン、ヘアアクセ、カーラーなど)
  • 洗顔用品(泡たて洗顔用ネット、洗顔ブラシ、コットン、綿棒、ピンセット、メイク用鏡など)
  • ボディケア用品(かかとケアグッズ、ボディクリーム)
  • 収納かご
  • 食品(ごま、乾燥わかめ、缶詰、ドライフルーツ、ナッツ類、調味料など)
  • 野菜の皮むき器や、ご飯ベラ、ボウル、トングなど調理器
  • シーズナルイベントやパーティ関連グッズ
  • 詰め替え用ボトル
  • マスク
  • アロマキャンドルやお香
  • ツボ押し棒
  • あったかソックス、毛糸パンツ

中には、直接肌につけたり食べたりするものを100円ショップで購入するのは怖い…という意見もあるが、ザ・ダイソーの美容商品や、キャンドゥのネイル関連商品はコスパの点でも品質の点でも評価が高い。今後更に「100円で高品質」の商品の登場が期待される。高くもなく、安くもない「普通の商品」はますます販売が難しくなっていきそうだ。

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