ヘルスケアビジネス加速のために他社が注目することランキング10

ヘルスケア(健康・予防医療・美容)に従事するビジネスパーソンは、仕事を進めていく中で何に注目しているのか?のアンケート集計結果をご紹介(弊社実施)。競合他社は一体どのような視点で、ヘルスケアビジネスの戦略をたてているのか?が見えてくる。

集計方法

アンケート実施期間

2015年10月~2016年5月

人数

上記期間内にメルマガ登録をしていただいた方のうち、アンケート回答していただいた130名

業種

上記130名含め、当社発行メルマガ登録者全体の業種は以下。

  • 食品メーカー
  • 家電メーカー
  • 製薬メーカー
  • 飲料メーカー
  • 寝具用品メーカー
  • スポーツ用品メーカー
  • 化粧品メーカー
  • 百貨店
  • ドラッグストア
  • スーパー
  • コンサルティング会社
  • PR会社
  • マーケティング会社
  • 業界専門誌
  • マスメディア
  • エステサロン
  • スパ
  • 美容室
  • まつ毛・ネイルサロン
  • スポーツジム
  • 治療院
  • ホテル・旅館
  • 企画開発・調査会社
  • クリニック  など

質問内容

ウーマンズラボでどのようなことを知りたいですか?(回答は任意)

アンケート結果、ランキングTOP10

  • 1位 女性の消費動向(16名)
  • 1位 女性が注目する健康や美容(16名)
  • 3位 ヘルスケア分野の女性マーケティング学(15名)
  • 4位 ヘルスケア市場動向・業界トレンド(13名)
  • 5位 女性に響く販促、プロモーション、集客、コンテンツ、デジタルマーケティング(9名)
  • 6位 ヘルスケアビジネスに関する情報収集(8名)
  • 6位 国内・海外の予防医療ビジネス(8名)
  • 8位 働く女性の価値観(4名)
  • 9位 シニア世代の美容意識・消費動向(3名)
  • 9位 ライフコースヘルスケア(3名)

他、男性用化粧品市場/50~60代女性の1日の行動/40代女性の購買心理/インバウンドに関する情報収集など様々なお声を頂いた。(ウーマンズラボは常に読者の皆様からのご意見やご要望を反映させたメディアづくりを行っているので今後もどしどし、ご要望をお送りください!

女性を振り向かせたいなら「ライフコースヘルスケア」

アンケート結果の中でも最下位となったライフコースヘルスケア。これについては上位にランクインするかなと予想していたが、おそらくまだまだライフコースヘルスケアという概念と必要性が広く認知されていないことが要因だろう。しかし、一人でも多くの女性に商品・サービスを届けようと思ったら、女性の生き方が多様化・複雑化した現代においては、ライフコースを意識した戦略設計を絶対重視すべきだ。

弊社が他社の事業サポートを行うとき、いつも戦略設計の基本にあるのは10代~70代の女性を20にセグメントした「ライフコースヘルスケア」の概念だ。

例えば30代女性でも、単純に年齢や未既婚などだけでセグメントするのではなく、ライフコースの視点から行うため、6パターンの女性像が出来上がる。同じ30代女性でもヘルスケア女性マーケティングの視点から考えると6パターンにも分かれるのだが、これら6パターンの女性はそれぞれがまったく異なる価値観・消費行動・時間の使い方・お金の使い方・収入・将来設計などを持っている。また、女性ホルモンが心身へ与える影響は、年齢や出産の有無などによって大きく異なるため、それぞれの年齢、ライフステージ、ライフイベントで起きる身体的変化とそれによる悩みやニーズも考慮する必要がある。

男性と異なり、女性はヘルスケアリテラシーが非常に高い

男性と比較して、女性はヘルスケアに対する意識・興味関心・理解が非常に強いのは周知の事実だ。そしていつも家族の健康管理(両親・義理両親・夫・彼氏・子供)を行うのも、ヘルスケアリテラシーが高い女性である。だから、女性消費者を振り向かせることができれば、男性にもヘルスケア商品やサービスを届けやすくなる(弊社がヘルスケア女性マーケティングにこだわる理由はそのような理由があるからだ)。

反対にダイレクトに男性向けにヘルスケア商品・サービスの戦略を行ってしまうと、そもそも女性と比較してヘルスケアリテラシーが低いため、すかしてしまうことも多い。だから、女性に焦点を絞って、戦略を立てていくことが非常に手っ取り早く、成功率も高まるのだ。

男性と比較して、複雑・多様化している女性

一般的に男性のライフコースはわかりやすく、複雑化していない。「学校を卒業したら働く」というライフコースだ。結婚したり子供が生まれても、働き方やライフスタイルが激変することはない。また、ライフイベントや年齢による大きな体の変化も女性ほどではない。ゆえに、男性ターゲットの方がマーケティングをややこしく複雑に考える必要がなく、戦略設計を構築しやすい。しかし、上記で述べた通りの理由から、ヘルスケア市場に関しては男性よりも女性を狙っていく方が手っ取り早い。

一方で、女性マーケティングは複雑だ。女性は男性と比べて、生涯を通じて様々な選択に迫られる機会が多く、また、ライフイベントによってその先の人生観や人生そのものが大きく変化するからだ。その例を挙げてみよう。

結婚or未婚・子供を産むor産まない・子育て・独身・働き方(正規雇用、非正規雇用、育児休暇、正規雇用での仕事と子育ての両立or非正規雇用での仕事と子育ての両立、出産退職、出産退職後の復職、自営業、モジュール型ワークなど)・介護・夫の転勤、などなど。

その時々で「何を選択したか?」により、収入、消費行動、価値観、興味関心、生き方など様々なことが変化し、そして、心身の状態、不調、悩みも変化する。だから、ヘルスケアビジネスにおいて女性をターゲットに戦略設計を立てる時には、ヘルスケアライフコースをしっかり考慮する必要があるのだ。

アンケート結果では、10位と最下位にランクインしたが、ヘルスケアビジネスを加速させようと思ったら、どの企業も「ライフコースヘルスケア」の概念を最も重視すべきだ。随時ウーマンズラボでは、ライフコースヘルスケアに関する記事をアップしていくので、ぜひ随時お読み頂きたい。尚、ヘルスケア市場の女性を20にセグメントしたレポートは読者の皆さまにも公開して、各社様で使用できるよう、発売準備中なのでしばしお待ちを!

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