消費者離れを起こす原因かも?年代別に変化させたい美容戦略

女性が男性に指摘されたくない(気づかれたくない)5つの代表的な老化現象として、女性誌やメディア、各調査などでトップに挙がるのが「ほうれい線」「頬・目の下のたるみ」「白髪」「体(主にヒップとバスト)の下垂」「ツヤ感がなくカサカサ肌」の5つの項目だ。

加齢現象を前面に打ち出すと、消費者離れを起こすかも

しかしこれら5項目をネガティブ要素として前面に押し出しすぎると「反アンチエイジング」の流れが徐々に支持されてきている今、女性消費者に嫌われる可能性も高いので注意したい。

多くの女性にとって、「いつまでも若さを維持したい」と思いつつも老化現象を止めることは簡単ではない。さらに、若さを維持するためにはお金、時間、労力面で大きな負担を強いられるため、現実には老化を受け入れざるを得ない。

そのような背景もあり、最近、中高年女性の間では「年齢を重ねることを肯定的に受け入れて自信をもって生きていきたい!」というポジティブな考え方が生まれている。

88歳のおばぁちゃんがインスタグラムで多くの若い女性から支持されていることや、ある下着ブランドの戦略が中高年女性たちからの支持獲得に成功したことも、そのような理由が関係していると言えそうだ。若さや完璧な美しさだけを「女性の正解」とせず、多様性の受容を提案する「勇気を与えるポジティブ戦略」が、最近の成功しやすいマーケティング事例として見かけるようになってきた。

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女性の共感・支持を得る、最近の世界的トレンドとは

年代別に戦略を変えてみよう

若年層(10~20代)をターゲットにした場合はネガティブ戦略が反応を得やすいものの(例:彼に顔の毛穴見られてない!?など)、考え方や自分の人生軸といった内面の部分が形成されてくる年代(30~40代)では、ポジティブ戦略の方が共感を得られやすく反応を上げやすい。商品の特性やターゲットの年代を考慮した上でどちらのパターンが良いのかを考えたい。

以下の記事をご覧頂きたい。どちらも大人女性をターゲットとしたコンテンツだが「マイナス要素をポジティブに受け入れること、内面の強さを持つこと」が女性たちから多くの共感を得ている。

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50~60代へは、健康ファーストで美容面を訴求するのが良い。美容ファーストの若い世代と比較すると美容へのニーズが落ち着きを見せ、健康ニーズが一気に高まるからだ。「健康を損なってまでキレイになりたい」とは考えないので、美容面を訴求するなら健康と連動した戦略設計が適合しやすい。例えば「健康維持のために○○すれば、結果的に肌もキレイになります」という具合に美容と健康をセットに打ち出すのも良いし、商品の安心・安全をアピールするのも良いだろう。

 

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