ヘルスツーリズムの人気事例・認証制度・企画のポイント(3/3)
今後求められるヘルスツーリズムとは?企画のポイント
ヘルスツーリズムに取り組む地域や施設、企業が増えているとはいえ、まだまだヘルスツーリズム市場は発展途上と言える。成功事例がまだ多くはないこと、収益確保の難しさ、社内オペレーションや社内理解を得づらいことなどが課題となり、取り組みに意欲的になれないことが大きい。最後に、ヘルスツーリズム企画のポイントを紹介。
- 地域ならではの魅力を活かした地元食材をふんだんに使う。どこでも食べられる食よりもその地域でしか食べられない食にニーズがある
- 健康プログラムのエビデンスはあるのがベストだが、必ずしも必要ではない(エビデンス取得を重視しすぎると、時間・労力・金を多く使うことになるため)
- 消費者がヘルスツーリズムに求めることは、「その地域ならではの体験」。最新トレンド(=海外トレンドや東京トレンド)を無理に入れる必要はない
- 歴史、文化、伝統をほどよく取り入れる(地域資源の活用)
- ターゲットのヘルスケアニーズと合致した健康テーマになっているか要確認
- 若い層をターゲットにするなら、今流行っているヘルスケアトレンドを取り入れると集客しやすい。高齢層をターゲットにするなら、人との交流に重きを置いたヘルスケアプログラムだと集客しやすい。このように、ターゲットごとに「集客しやすい健康プログラム」は異なる
- ヘルスツーリズムは価格帯を高く設定しないと、事業として成立しづらい側面もある。安ければその分集客も容易になるが、事業として成立させることを目的にしているなら、富裕層女性をターゲットに策定するのがおすすめ(富裕層女性の分類レポートはこちらをご参考に)。一方で単純な話題づくりや、広報活動の一環なら特に富裕層女性をターゲットにする必要はなく中間層ターゲットでも問題ない
- プログラムが魅力的でも、“見せ方”で集客に失敗するケースも多々ある。“見せ方”は十分な工夫を。参考にしたいのは、保健農園ホテルフフ山梨
- そうではないケースもあるが、基本は、ヘルスツーリズムは地域との連携(観光資源の活用)がカギ
- 「ヘルスツーリズムを探しているがなかなか見つけられない」という消費者の声は意外に多い。開発して終わりではなく、消費者にどうリーチするか?のPRの部分までしっかりとマーケティング設計を行う
- 旅館やホテルなどでヘルスツーリズムを企画する際、ネックになりやすいのは社内理解。個々の従業員に新たな仕事負担が発生するため、社内協力を得ることに苦戦することも。社内理解を得るために時間を割くことは重要。参考にしたいのは、星野リゾート
- 旅館やホテルなどでヘルスツーリズムを企画する際、オペレーションの複雑さがネックになる。いかにオペレーションをシンプルに設計するか?が運用のカギ
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