意外と少ない?月間消費金額のうちスマホ消費が占める割合
スマホやパソコン、タブレットを使ったネットショッピングが一般的になり特にスマホ消費が注目されているが、具体的には、個人の月間消費金額のうちどれくらいがネットショッピングにより消費され、さらにどれくらいがスマホを介して消費されているのだろうか?(参照:総務省情報通信国際戦略局情報通信経済室「報告書 スマートフォン経済の現在と将来に関する調査研究の請負」2017)
月間消費金額のうち、ネットショッピング消費の割合は3割
一人あたりの月間消費金額のうち、パソコン・スマホ・タブレットを介したネットショッピング消費は28%。つまり、毎月約3割はネットショッピングで買い物をし、7割は実店舗などで買い物をしているということだ。ネットショッピングが一般的にはなっているが、まだまだ従来の消費スタイルである実店舗などでの購入金額の方が大きいようだ。では、ネットショッピングの際、パソコン、スマホ、タブレットによる消費の割合はどれくらいか、見てみよう。
- パソコン(19%)
- スマホ(8%)
- タブレット(1%)
スマホが急速に普及しているが、ネットショッピングに関しては依然パソコンが主流のようだ。
年代によって異なるスマホ消費金額
個人の1か月あたりの消費金額のうちスマホ消費が占める割合は意外にもまだ低いが、年代によって消費金額は異なる。
- 20代(9,459円)
- 30代(10,235円)
- 40代(8,373円)
- 50代(4,128円)
- 60代(1,930円)
スマホ保有率が高くネットショッピングに抵抗を感じない世代である20〜30代の若い世代では、スマホ消費金額が大きく、スマホで積極的に買い物をしている様子が見えてくる。
ターゲットによって意識したいモバイルファースト
月間消費金額の60%をネットショッピングが占め(日本は28%)、さらにスマホによる消費が19%(日本は8%)と、ネットショッピングが生活の軸となっている米国と比較すると日本はまだまだネットショッピング(とりわけスマホ消費)は少ないが、この割合は今後確実に増えていく。Googleがモバイルファーストインデックスの実装を発表した背景もあり、特に20〜30代をターゲットにしている商品・サービスに関しては、早急にスマホでのネットショッピング充実化とユーザーエクスペリエンスの向上を図りたい。
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