ワークライフバランス 満足度がもっとも低い雇用形態は?

ワークライフバランスを重視する生き方が急速に浸透する中、ワーカーの価値観は「仕事時間に合わせて生活時間(家事・育児・自分時間など)を調整する」ライフスタイルから、「自分の生き方や環境に合わせて仕事時間を調整する」ライフスタイルへと大きくシフトしている。しかし、そう願いながらもなかなか思うように実現できずにジレンマを感じているワーカーは多い。今はまさに過渡期と言えそうだ。

ワークライフバランスの満足度が低い正社員

人材のエン・ジャパンが行ったワークライフバランスに関するアンケート調査によると、ワークライフバランスを「良い」と答えた人の割合が最も高かったのは、正社員・派遣社員・契約社員・アルバイト・フリーランスの雇用形態のうち、契約社員。一方「悪い」と回答した人が最も多かったのは正社員だった。(調査対象:「エン派遣」のサイトを利用する現在就業中の1,082名)

画像:エン・ジャパン

その理由は勤務時間の長さが影響しているようだ。勤務時間についてどう感じているか聞いたところ、「長い」と回答している人の割合が最も高かったのは正社員だった。

画像:エン・ジャパン

実際に、現在の平均勤務時間を聞くと、正社員は「8時間以上」と回答した人が69%と他の雇用形態よりも勤務時間が長かった。

画像:エン・ジャパン

ワーカーが考える「ワークライフバランスの改善策」

ワークライフバランスが悪いと回答した人たちに改善策を聞いたところ、すべての雇用形態でもっとも多かった回答は「生活環境の条件に合った仕事に就く」だった。その次に多かったのは「やりがい」。今のワーカーたちのニーズは、「やりがいのある仕事でワークライフバランスを充実させたい」のようだ。

画像:エン・ジャパン

 

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