「ヘルシーチョコ」へ熱い視線 機能性お菓子人気カテゴリーに

機能性チョコレートの登場が続いたのをきっかけに、ダイエットや健康を気にする女性を中心に今「ヘルシーなチョコ」に熱い視線が集まっている。チョコレートで今旬のキーワードは「ヘルシーチョコ」と「豆腐生チョコ」だ。

話題を集めるきっかけになった「機能性チョコ」

コンビニの棚で見かける機会も増え、女性誌やwebメディアでも数多く取り上げられている機能性チョコ。ようやく一般的に広まってきている感がある。ロッテからは「生きた乳酸菌が100倍とどく 乳酸菌ショコラ」が登場。吉田羊さん出演のテレビCMで見かけた人も多いだろう。

江崎グリコからは「脂肪と糖の吸収を抑える リベラ」。

糖質制限ダイエットがブームになった数年前から、通販をメインに低糖質のチョコレートやクッキーなどが販売されるようになったが、機能性表示食品制度開始以降、大手菓子メーカーから機能性チョコが発売されコンビニやスーパーに並ぶようになったことで、ヘルシーに食べられるチョコレートが一般的に認知されるようになり、「不健康なイメージのあるチョコが美容や健康に良いの?」と、女性を中心に注目が一気に高まった。

見直される古株チョコレート

機能性チョコが注目されるようになったのきっかけに、以前から販売されていた健康的なチョコレートも同時に取りあげるメディアが増えている。グリコの「ストレスを低減する GABA」もその一つだが、その他、機能性表示がされていないチョコレートでも、チアシードやアサイーなどのスーパーフードを含んでいたり、砂糖不使用、カカオを多く含む「ハイカカオ」などヘルシーな印象がある商品であれば、「ヘルシーチョコ」「きれいになれるチョコ」というくくりで消費者に捉えられる流れが起きている。

手作り派の間でもチョコはヘルシーへ移行「豆腐生チョコ」

手作りを楽しむ女性が増えている今、手作りでも手軽にチョコレートをヘルシーに食べたいニーズが高まっている。今web上で話題なのが「豆腐生チョコ」。日本テレビで放送の「嵐でしやがれ」で大野智さんが豆腐生チョコ作りを披露したこととバレンタインの時期が重なり、「実際に作ってみた!」と今SNS上で拡散されているキーワードだ。

盛り上がり見せる機能性お菓子市場

ダイエットをしている・していないに関係なく、健康リテラシーが男性よりも高い女性は甘いものを間食で食べることに小さな罪悪感を感じやすい。カロリー、血糖値、糖化、老化、食べ過ぎによる吹き出物などの肌荒れ、栄養バランスの乱れなどが不安だからだ。しかし、体に良い効果を多少でも期待できるものであれば罪悪感なく間食を楽しめる。間食に対する小さな罪悪感やストレスを払拭してくれるという不満の解消が、ヘルシーチョコの人気を集めている大きな理由と言える。

先日は米菓カテゴリーで初の機能性表示食品が、タニタ食堂監修の人気シリーズ「間食健美」を販売する栗山米菓から発売され、チョコレート以外にも機能性お菓子の登場が続いている。今年は機能性お菓子がさらに盛り上がりを見せそうだ。女性消費者の間でも「機能性お菓子」というカテゴリーの認知は進んでいる。コンビニやスーパー、ドラッグストアで「機能性お菓子コーナー」を設置するのも良いかも。

 

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