英タバコの包装「世界一醜い色」に統一で、健康被害を警告

喫煙による死者が毎年推定10万人とされるイギリスが、たばこ会社に対して非常に厳しい法案が可決された。大手たばこ会社4社は反発し訴訟になったものの、高等法院が異議申し立てを棄却、法案可決となった。その内容は以下。

  • 今後すべてのたばこのパッケージカラーはパントン448Cという「汚い」、「やに」、「死」という言葉と関連付けられた緑がかった茶色に統一
  • パッケージの60%を健康被害の警告に使う
  • 会社ロゴ使用の禁止
  • 商品名とブランド名を全社共通フォントで表記

たばこ会社にとっては打撃の大きい規制だが、喫煙者はそうでもないようだ。

タバコの箱がこの色であれば、買いたくなくなるかという質問に対し、やめる理由になると答えた人は一人としていなかった。「吸いたくなれば、結局吸う」、「パッケージと禁煙は関係ない」、「禁煙の必要性は分かっちゃいるけど、やめられない」と、いずれも冷めた回答だった。(引用元:NewSphere)

 

パッケージの変更だけでは多くの喫煙者の行動変容促進は難しいのかもしれない。しかし、視覚でダイレクトに訴える内容なら行動変容促進に寄与する可能性も高くなる。

 

 

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