干物女子の特徴と休日の過ごし方|面倒くさがり女性のニーズとは?

テレビドラマで話題になり、多くの女性の共感を得た「干物女子」。2007年に広まったトレンドキーワードだが、それから10年以上がたった今現在は、「面倒くさがり女子」を表すキーワードとして定着している。中には自分へのご褒美として「今日は干物女子デー!」と、あえて干物女子を楽しむ女性も登場。干物女子の特徴、休日の過ごし方、面倒くさがりな女性のニーズを解説。女性マーケティングのヒントに。

干物女子の特徴

干物女子とは

干物女子とは、極度の面倒くさがりで恋愛をするのも面倒・億劫に感じている20~30代女性を主に指す。ひうらさとる著の漫画「ホタルノヒカリ」に「干物女(ひものおんな)」という言葉が登場したのがきっかけで注目されるようになった。2007年にテレビドラマ化され、綾瀬はるかさんが主役の雨宮蛍を演じ、その生活ぶりや考え方が世の中の女性の共感を集めた。同年には「干物女」が新語・流行語大賞のノミネート語60語にも挙がった。

ホタルノヒカリ

 

干物女子の主な特徴

一般的にイメージされている干物女子の特徴は以下。

  • 外と家のギャップが大きい
    外では仕事をバリバリこなし自信に満ちあふれ“できる女”の雰囲気だが、帰宅するとたちまちだらしなくなってしまう
  • 自宅では一切身だしなみを整えない
    オシャレに関心が薄く、自宅ではジャージやスウェットなど体を締め付けない楽な部屋着や普段着で過ごす。ノーメイク(メイクをしない)・ノーブラ(下着を身に着けない)で過ごし、髪型を整えなくてもまったく気にしない
  • 家事を手抜き
    食事は家で自炊して済ませる。出かける準備が面倒なので外食はしない。たまに外食をすることもあるが、オシャレなフレンチレストランや夜景のキレイなレストランより、オッサンが好きな居酒屋で一人飲み。作った料理は、皿に盛らずに鍋から直接食べたりも。中には料理はまったくせずコンビニやスーパーで買ったり、宅配ご飯で済ませるため、キッチンに生活感がない人も。SNS映えする料理からは程遠い。自宅の掃除も、ほとんどせず散らかり放題
  • 美容を手抜き
    ムダ毛処理をしない、ほとんど美容院に行かない、新しい洋服を買わないなど、 女性なら誰でも取り組んでいるイメージがある「綺麗でいる努力」が面倒で苦手
  • 恋愛に消極的で自分から行動をしない
    恋愛に消極的で、自分から行動をしない。男性と会わないし合コンにも行かない。 出会いを求める気持ちがなく、彼氏いない歴も長いが本人はあまり気にしていない
  • 人付き合いが面倒
    付き合いを面倒くさがる傾向があり、メールの返信やLINEの返事は遅く、返信してもたったひと言ということも。SNSも利用しない傾向。友達と付き合うよりは 1人でいるほうが楽だと感じていて、実際に一人でいてもさほど寂しくない。「あー、疲れた」「そんなの、面倒くさい」が口癖で、自分から誰かと積極的に関わろうとはしない

Twitterには「#干物女子」に関する投稿が見られる。

干物女子の休日

干物女子の休日の過ごし方例は以下。

  • 休日でも外に出ることなく家に籠り1日中外出しない
  • 外出しないと決めたら、顔を洗わない、ハミガキしない
  • 長時間ベッドで横になってテレビを見たり、読書したり、ネットフリックスを楽しんだり
  • 1日誰とも会わずにゲームやスマホに没頭
  • だらりと一日過ごし、夕方になってお腹がすいてくると近所のコンビニへ
  • 一日中スウェット
  • ひたすらぐーたら、ぼーっとして過ごす
  • 食べて寝て、食べて寝てを繰り返すのが幸せ
    など

中にはご褒美タイムとして、あえて「干物女子Day」を楽しむ女性も。

干物女子の休日の過ごし方を、ユーチューバー「ひよりんごルーム」さんが動画でレポート。

干物女子が抱えるニーズ

女子が干物女子化する背景

干物女子は一人暮らしの女性、特に、普段は外でバリバリ仕事をしている女性に多い。日頃の仕事疲れやストレスにより、せめて休みの日や自宅では誰にも気を使うことなく気ままに過ごしたいと考えるからだ。「自宅ではとことん楽に過ごしたい」「面倒なことはとにかくしたいくない」が本音の彼女たち。周囲から遮断された空間(自宅)の中で、周りの目を一切気にしなくて良い環境を作れることはこのうえなく心地よいものだ。日頃から「(女性なのだから)身だしなみも家事もしっかり完璧に!」といった社会からのプレッシャーにさらされ続けていることも、干物女子化を引き起こしているのかもしれない。外の顔と内の顔をうまく使い分けてストレスを溜め込まないようにしている様子がうかがえる。

気ままな一人暮らしは快適なもの。男性でもついだらけた生活になってしまう人はいるが、きれい好きで人目を気にして身なりに気を使うはずの女性たちが “しっかりした生活” を放棄するところに「干物女子」と表現する所以がありそうだ。

干物女子が抱えるニーズと好む商品・サービス

干物女子は面倒くさがり女子ともいえる。そんな面倒くさがり女子にはどのようなニーズがあるのか?基本は「人に気を使わなくて済む」「面倒でない」ということが何よりも大事なので、簡便化されている、またはワガママに対応してくれる商品やサービスを好みやすい。

  • 彼をつくるなら「疲れる合コン」よりも「友達からの直接の紹介」
  • 婚活するなら「大勢が集まる婚活パーティへの参加」より「マッチングアプリ」
  • ご飯食べるなら、料理する手間が省けてすぐに食べられる「冷凍食品」や「宅配」
  • 不調があったら直接病院行くよりも「オンライン診療」を選択
  • 旅行プランを考えるのは面倒だから、いっそのこと「ミステリーツアー」でOK!
  • 化粧品カウンター行くのは億劫だから「メイクアプリ」で新商品を試して購入
  • (運動は基本好まないが、運動に取り組むのだとしたら)話題の施設にわざわざ行くのは面倒だから「ユーチューブやアプリの無料動画」 でエクササイズ
  • (そこまでオシャレに気合を入れたいわけではないが、服を購入するのだとしたら)服をわざわざ店まで買いに行くのは人込みだし疲れるし面倒だから、洋服レンタルのエアークローゼットなどのように「コーディネートを提案して毎月洋服を自宅に届けてくれるサービス」を利用
    など

干物女子を脱却する方法

「このままじゃダメだ!」と一念発起して干物女子からの脱却を試みる女性もいる。干物女子が“干物状態”から脱却する方法は例えばこんなこと。

  • 部屋にある不要な物を処分する(断捨離)
  • 休みの日に過ごすことが多いベッド周りをきれいに片付ける
  • 模様替えをして気分を変える
  • 美容のための買い物をする
  • 下着や洋服を新調する
  • ムダ毛の処理をしたり、ネイルを整えたり簡単にできる自分磨きを始める
  • 休日に誰かと約束して予定を入れる
  • 食事会や飲み会に誘われたら参加する
  • 恋活、婚活を始める
    など

 

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