西洋医学が東洋医学の科学的根拠を研究、そして立証された!
西洋医学の医師たちは、東洋医学に積極的ではない。西洋医学に基づいて診療を行う病院で、医師に漢方や針治療、アロマセラピーの相談をしても怪訝な顔をされることが多いと感じる患者は多いだろう。西洋医学の医師たちが東洋医学への積極的な理解を示さないのは、東洋医学には科学的根拠がないからだ。
統合医療の概念が広まりつつあるものの、現実は西洋医学と東洋医学の融合は中々進まない。しかしこの度、カナダ・カルガリー大学医学部の研究チームは東洋医学と共同で「針治療による便秘改善の効果」について研究を行い、「針治療は効果ある」との結論を米国内科学会機関誌「Annals of Internal Medicine」に発表した。
西洋医学と東洋医学の共同研究は珍しい。患者にとっては両方のそれぞれ良いところを活用して治療にあたることがベスト。西洋医学と東洋医学の融合が今後進んでいくことを期待したい。
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