一人クリスマスは現代人の新たなスタイル ぼっち女性の意識と過ごし方(1/4)

「日本のクリスマス=カップルのイベント」「一人のクリスマスは寂しい」というのは、もう一昔前の話。情報過多・SNSによる人とのつながり過多や日々の疲労から「一人で過ごす」時間に価値が見いだされている近年、彼氏がいなくても一人クリスマスを肯定的に捉え積極的に“一人”を楽しむ女性は増えている。一人でもクリスマスは特別な日。女性ならではの楽しみ方を覗いてみよう。

女性たちの“一人クリスマス”事情

一人のクリスマスを回避しようとする女性たち

日本のクリスマスは「カップルのイベント」「恋人との特別なデートの時間」「ロマンチックな日」という色が強いことから、特に独身の若者の間で「クリスマスは何か特別なことをしたい」「一人で過ごすのは何かイヤ…」「一人クリスマスは寂しい」というイメージが根付いた。そんな中一人ぼっちを回避しようとする動きが活発に見られるようになったのは2000年に入ってから。恋人のいない男女をターゲットにしたイベントが開催されるようになり、恋人がいない女性たちは、“堂々と”同性で集まり女子会を開いたり、新しい出会いを求めて合コンしたりと、恋人がいないからこその楽しみを満喫するようになった。

「クリぼっち」の登場

恋人と過ごす華やかなクリスマスの一方で、恋人のいないクリスマスの過ごし方に注目が集まり始めると、やがて「クリぼっち」という新語が登場した。クリぼっちとは「クリスマス」と「ひとりぼっち」を合わせた造語で、恋人や友達と過ごさない一人ぼっちのクリスマスのことを指す。2012年〜2013年ごろから使われるようになり、若い世代を中心に浸透した。当初はクリスマスに一人の寂しさを皮肉ったネガティブなイメージもあったが、最近では一人で過ごすこと=寂しいというイメージは薄れ、一人で過ごすクリスマスを自虐的に表現しつつも自由を楽しむポジティブな言葉としても使われている。

一人クリスマス「問題無し」、6割

首都圏の女性をターゲットにした人気webメディアのオズモールが行ったおひとりさまへの調査(2018)によると、クリスマスを一人で過ごしたことがある女性は7割を超えている。その背景には、恋人がいないだけでなく、仕事や友達と予定をあわせる難しさなど、理由はさまざま。しかし特段、一人で過ごすことを気にしている様子はない。「クリスマスは一人でも問題ない」と回答した女性は6割だった。

一人クリスマス『何する?』 意識調査

一人クリスマスを過ごす女性はどんな過ごし方を理想とするのか。オズモールが行った調査では女性のクリぼっちに対するニーズがわかる。

一人クリスマス、どう過ごす?

オズモールは都内で働く女性1199人を対象に「おひとりさまクリスマスはどう過ごしたい?」を調査し、発表した。その結果は以下の通り。

  • 1位:おうちでXmasグルメを楽しむ(472人)
    2位と倍以上の差をつけて第1位となったのが「おうちでのクリスマスグルメ」。イベントが多く賑やかになる外ではなく、ゆったり過ごせるおうちクリスマスが人気を集めた。インスタ映え満点なクリスマスケーキに、ボリューミーな丸焼きチキンを一人占め。自分の好きなものに囲まれて悠々自適なクリスマスが、イマドキ女性に人気な様子。
  • 2位:エステやマッサージに行く(166人)
    2位にランクインしたのはエステやマッサージの「自分磨き系」。街の喧騒から離れられる優雅なひとときは、働く女性にとって最高の贅沢。一年の終わりに、自分への癒しと休息をプレゼントするのも、一人クリスマスならでは。
  • 3位:イルミネーションを見る(162人)
    クリスマスの代名詞、イルミネーションを楽しみたいという声も多い。都心のいたるところで見かけられる非日常なイルミネーションは、歩くだけでクリスマス気分を存分に味わえる。たとえ仕事が忙しくとも、ちょっとした時間で満喫できるのが人気の理由。
  • 4位:Xマスコフレを買う(151人)
    コスメ好き女子にとってクリスマスの限定コフレは欠かせない。コフレとは小箱や小袋につめて販売される化粧品のこと。クリスマスをモチーフにしたきらびやかで可愛らしいコフレは乙女心をくすぐる。さまざまな人気ブランドが総力をあげて売り出すクリスマス限定のコフレを買うことが、クリスマスの定番行事となっている女性も。
  • 5位:コンサートなど芸術に触れる(124人)
    コンサートなどの芸術に触れるという声も。思いきり騒いだり、美しいものに触れたりと日常から離れた芸術体験もまたクリスマスの特別感を引き立たせてくれる。

女性生活者の調査レポート