女性の日常生活の悩み・不安、ピークは40代 項目別・年代別の割合(18歳〜70歳以上)
女性は日頃、どんなことに悩みや不安を感じている?悩みを抱えるピークはいつ?内閣府の「国民生活に関する世論調査(令和5年11月調査)」で、日常生活で悩みを抱えている女性は、全年代の中で40代に最も多いことがわかった。人生の中盤に差し掛かり、親の介護や子どもの進路など、家族のライフステージの変化が一気に押し寄せることに加え、大きな支出が多い時期であること、また自分自身の健康の変化や、老後を見据えた生き方・働き方に迷いが生まれやすい時期であることが背景にありそうだ。具体的には、各年代の女性はどのようなことに悩んでいるのか?グラフ化したところ、次の傾向が見られた(分析対象:18歳~70歳以上の女性1,636人。18~29歳169人、30代204人、40代259人、50代301人、60代280人、70代以上423人)。
- 日常生活で悩みや不安を感じている割合が最も高いのは40代(83.4%)。次いで降順に60代(79.6%)、50代(77.4%)、18~29歳(76.3%)、30代(75.5%)、70代以上(73.5%)
- 年齢の上昇とともに「自分の健康」や「家族の健康」の悩みを持つ女性が多くなる
- 70歳以上を除き全年代で、「現在の収入や資産」より「今後の収入や資産」に悩みを持つ女性が多い
- 年齢の上昇とともに老後の生活に不安を感じる女性は増加するが、50代をピークに減少する
- 自分の進学・就職・結婚・子育てに悩むのは18~29歳に多く、突出している
- 家族の進学・就職・結婚・子育てに悩むのは30〜40代に多く、20代以下の2倍以上
- 自分ではなく家族関連で悩みを抱えるのは、若年層より中年層
- 18~29歳は、家族より勤務先の人間関係で悩みを抱えている
- 年齢の上昇に伴って、近隣・地域との関係で悩む女性が増える
【編集部おすすめ記事】
■女性の不調ランキングと日々の悩み(20〜60代)
■直近10年間で不安が高まった健康問題は?
■隠れ健康課題、家族の介護をする人の不安は「自分の健康」
■「不調を我慢」は当たり前、10,000人調査でわかった女性特有の不調事情
■【レポート】売れるフェムテックの「開発」と「販売戦略」 17の障壁と対策