ストレス解消法、男女で顕著な違い(20~60代)
女性は男性と比べ「食」「買い物」にストレス解消を求める傾向があることが、ジブラルタ生命保険(東京・千代田)の調査でわかった。20~60代の心身の健康づくりに関する意識・行動を明らかにするために実施したもので、「ストレス解消のために行っていること」に関する質問では、男女間・年代間で違いが見られた。「おいしいものを食べる」と回答した女性は全体で5割を占め、30代以上については全年代で最多だった。
一方、男性で「おいしいものを食べる」と回答したのは全年代で3割ほど。「買い物をする」は、女性は全年代でトップ5にランクインしたが、男性はいずれの年代もランク外だった。ストレスによる食行動・買い物行動は、女性の特徴的な傾向と言えそうだ(「身体と心の健康づくりに関する調査 2024」,2024.4,男女1,000人ずつ)。
ストレス解消法、ランキング(性別・年代別)
女性のストレス解消法(年代別)
20代女性
- 1位:音楽を聞く・歌う(49.5%)
- 2位:おいしいものを食べる(46.5%)
- 3位:テレビ・映画・動画をみる(40.5%)
- 4位:買い物をする(38.5%)
- 5位:十分な睡眠をとる(38.0%)
30代女性
- 1位:おいしいものを食べる(57.0%)
- 2位:十分な睡眠をとる(46.5%)
- 3位:買い物をする(40.5%)
- 4位:テレビ・映画・動画をみる(39.0%)
- 5位:コーヒー・紅茶を飲む(33.5%)
40代女性
- 1位:おいしいものを食べる(55.0%)
- 2位:十分な睡眠をとる(42.0%)
- 3位:テレビ・映画・動画をみる(39.5%)
- 4位:買い物をする(39.0%)
- 5位:音楽を聞く・歌う(38.0%)
50代女性
- 1位:おいしいものを食べる(55.0%)
- 2位:コーヒー・紅茶を飲む(44.5%)
- 3位:テレビ・映画・動画をみる(41.0%)
- 4位:十分な睡眠をとる(40.0%)
- 5位:買い物をする(33.5%)
60代女性
- 1位:おいしいものを食べる(51.0%)
- 2位:テレビ・映画・動画をみる(49.5%)
- 3位:十分な睡眠をとる(42.0%)
- 4位:コーヒー・紅茶を飲む(40.0%)
- 5位:買い物をする(36.0%)
男性のストレス解消法(年代別)
20代男性
- 1位:おいしいものを食べる(33.5%)
- 2位:音楽を聞く・歌う(32.5%)
- 3位:十分な睡眠をとる(29.0%)
- 4位:テレビ・映画・動画をみる(28.0%)
- 5位:運動・スポーツをする(26.0%)
30代男性
- 1位:十分な睡眠をとる(34.0%)
- 2位:おいしいものを食べる(33.5%)
- 3位:テレビ・映画・動画をみる(27.5%)
- 4位:ゲームをする(23.5%)
- 5位:コーヒー・紅茶を飲む(23.0%)
40代男性
- 1位:テレビ・映画・動画をみる(36.5%)
- 2位:運動・スポーツをする(34.5%)
- 3位:おいしいものを食べる(34.0%)
- 4位:十分な睡眠をとる(30.5%)
- 4位:コーヒー・紅茶を飲む(30.5%)
50代男性
- 1位:おいしいものを食べる(33.0%)
- 2位:テレビ・映画・動画をみる(31.5%)
- 3位:十分な睡眠をとる(27.0%)
- 4位:音楽を聞く・歌う(26.5%)
- 5位:旅行・ドライブに行く(25.0%)
60代男性
- 1位:テレビ・映画・動画をみる(44.0%)
- 2位:お酒を飲む(37.0%)
- 3位:十分な睡眠をとる(35.0%)
- 4位:コーヒー・紅茶を飲む(32.0%)
- 5位:旅行・ドライブに行く(30.5%)
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