2024年の香りトレンドは「怒り・敵意を解消させるグリーンノート」 香り技術研究所
香料の製造販売や香りの空間デザインを行うプロモツール(東京・文京)が運営する研究機関「香り技術研究所」は22日、2024年の香りトレンド予測を発表した。来年のキーワードは「平和」、トレンドの香りは「グリーンサンダルウッド」。
グリーンサンダルウッドは、古来より人々に神秘的で美しく縁起の良いものとされ、悪霊の侵入を避けるだけでなく平和を守ってくれる「平和の象徴」と言われてきた。「聖なる木」としても知られ、その香りは草原のようで、他の樹木よりも特徴的で心を浄化させる。
2024年のトレンドの香りとして選定したのは、米中対立、ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルによるガザ侵攻などで広がる世界の分断や対立により、人々の心に「平和」への渇望感が溢れているため。怒りや敵意を解消させる効果があると言われているグリーンノートの中でも、平和の象徴とされるグリーンサンダルウッドを選んだ。
香り技術研究所では、クライアントから依頼されるオリジナルアロマの開発にあたり、今後の香りトレンドを聞かれることが多いという。そこで今年から、同研究所に所属する調香師チームが、生活者の志向や市場動向やクライアントから寄せられる声などを元に、翌年の香りトレンドを発表することにした。
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