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性差から読み解く女性の消費トレンド、今すぐマーケティングに反映できるポイントがわかる記事5選

「コト消費」「押し活消費」「孫消費」「共感消費」「タイパ消費」など、社会情勢や意識トレンドを反映した多様な消費行動が生まれる中、女性に焦点を当てた記事をピックアップ。既存事業のマーケティング戦略や、新規事業の企画の参考に。

男より女が複雑、購買決定プロセスの性差

まずは、男女間で見られる”そもそも”の購買行動の違いから。17年間にわたり7万人のデータを収集している、女性インサイト総研のハー・ストーリィが購買行動を分析したところ、女性は「平穏型(「気分が上がる」「心地よい」といった感情価値を優先、“買い物そのものを楽しむ”タイプ)」が多いのに対し、男性は「戦略型(スペック・機能・コストパフォーマンスを重視し、論理的に比較して選ぶタイプ)」が多いことがわかった。購買決定プロセスは女性の方が複雑で、同社は「足し算=加点の総合判断」が女性の特徴と表現している。興味深いのは、社会環境の変化による購買行動の性差も分析している点で、自然災害や物価高騰など社会情勢に合わせて購買行動を変えるのは、女性に見られる傾向だという。

 

女性たちの「推し活消費」、年間で38万円

年齢関係なく広がる”推し活”。彼女たちは一体、推し活でどれくらいの金額を消費しているのか?そして、どんなことにお金をつかっているのか?女性専用推し活アプリ「Favomatch」を運営するFavosiaが調査で明らかにしている。年間の平均消費額は約38万円と、かなりの金額に上るのも驚きだが、注目は、推し活の現場に向かうための美容消費。いわゆる”参戦”のための消費で、女性ならではの消費行動と言えそうだ。

 

シニア女性の「孫消費」、年間で18万円

少子化が進む一方で、祖父母による孫消費は活発化。シニア女性はどれくらいの金額を孫のためにつかっているのだろうか?ハルメク生き方上手研究所が調査したところ、年間の孫消費の平均金額は増加傾向にあり、2023年の143,094円から、2025年は179,607円に。現金を渡したりモノを買い与えるといった消費が目立つが、学費や習い事の月謝、孫の将来のための貯金など、未来への”投資”による消費も見られた。

 

女性の「チル消費」、求めるのはいたわり

近年広がる、休息・癒しを目的とした消費トレンド「チル消費」。その実態を、女性インサイト総研のハー・ストーリィが性差視点で解明。男性はチル消費に「気持ちの切り替え」を求めるのに対し、女性は「いたわり・ご褒美」を求めていることを調査で明らかにした。他、具体的なチル消費の行動や、チル消費で重視していることも性別に分析。記事の結びでは、チル消費を喚起する具体的な3つのポイントを紹介。特性の違いに考慮した商品・サービスの開発やマーケティングの設計が必要だ。

 

女性の「キダルト消費」、認知は2割も広く浸透

「チル消費」に続き「キダルト消費」についても、ハー・ストーリィが性差視点で解明している。「キダルト消費」は大人が子どもっぽい趣味・商品・体験にお金を使う消費スタイルを指す言葉。言葉の認知は15%と低いものの、キダルト行動は広く浸透しており、男性よりも女性に顕著に見られることを明らかにしている。興味深いのは、キダルト消費の傾向をクラスター別に解き明かしている点で、年齢や家族構成によって異なる消費が見られた。記事では、キダルト消費の頻度や情報収集源、キダルト消費の理由などについても紹介。

 

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