「日本スタートアップ大賞2024」受賞者発表、次世代のロールモデルとなる医療・福祉のスタートアップ

日本スタートアップ大賞2024」の受賞者が、22日に発表された。社会全体で起業の機運を高めることを目的にした制度で、次世代のロールモデルとなるインパクトある新事業を創出したスタートアップを表彰する

 

【出典】日本スタートアップ大賞

 

「医療・福祉スタートアップ賞」を受賞したのは、薬局の業務効率化や患者の服薬指導をサポートする、クラウド型電子薬歴システム「Musubi」を展開する株式会社カケハシ(東京・港)。患者と薬剤師の密な関係構築が、副作用や重症化の予防といった治療効果の最大化に寄与するとの考えのもと事業を推進。全国で7,000店舗以上が導入し、市場シェア10%を占める。創業したのは、武田薬品工業でMRとして働いた後に起業した中尾豊氏(代表取締役社長)と、元マッキンゼー・アンド・カンパニーの中川貴史氏(代表取締役CEO)

「大学発スタートアップ賞」は、未だ有効な治療方法がないがん領域に特化した研究を進める創薬ベンチャーのコーディアセラピューティクス株式会社(神奈川・藤沢)。これまでにない新しい作用機序を有する低分子の画期的医薬品の研究開発を行っており、今年6月に東京証券取引所グロース市場に上場した。こちらも、創業者は元武田薬品工業。研究者6名で起業した。

 

フェムテックレポート ビジネスモデル、需要性、課題

 

 

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