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オーガニック・自然派食品市場2403億円へ拡大、価格上昇で金額ベースは拡大も数量は伸び悩み

矢野経済研究所は1月、国内のオーガニック・自然派食品市場に関する調査結果を公表した。2024年度のオーガニック食品市場規模(農産物・加工食品合計)は、小売金額ベースで前年度比2.6%増の2403億円と推計した。円安進行や原材料価格の高騰を背景とした値上げが続く中、数量ベースでは伸び悩みがみられるものの、単価上昇により金額ベースでは市場拡大が続いている。

同市場はコロナ禍以降、健康志向の高まりを追い風に堅調に推移してきたが、22年度以降は欧米のインフレや円安の影響で輸入コストが上昇。特に価格競争力を強みに成長してきた輸入オーガニック食品では、その優位性が弱まり、市場成長率は鈍化している。23年度以降は国産品、輸入品ともに値上げが続き、消費者の節約志向が強まる中で、カテゴリ別の選別購買が拡大している。オーガニック食品を嗜好する消費者は、その価値を認識して購入する層が中心であるため、一般食品と比べて価格志向による買い控えは発生しにくい。だが、例えば野菜などの生鮮食品ではオーガニック商品を選択する一方で、加工食品では一般食品を選択して支出を抑制するといった消費行動がみられる。

注目されるのが、農林水産省が推進する「オーガニックビレッジ」の拡大。宣言市町村は25年度に154市町村まで増加した一方、有機JAS認証を取得した加工事業者の不足が課題となっており、加工・流通段階の強化が求められている。

同社は国内オーガニック食品市場について、28年度に2591億9000万円まで拡大すると予測する一方、年平均成長率は1.9%程度と緩やかな成長にとどまるとみている。

 

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