AI・XR・メタバース活用のメドテックなど7件が受賞、Tokyo Social Innovation Tech Award2024
東京都は今月10日、「Tokyo Social Innovation Tech Award2024」の受賞企業を発表した。AI、XR、メタバース、Web3などの先端デジタル技術を活用している都内中小企業の優れたソリューションを表彰するビジネスコンテンストで、都が抱える社会課題解決の加速化が狙い。107件の応募があり、そのうち11件が受賞した。受賞企業は今後、大手企業とのマッチングや広報支援、展示会への無料出展など、普及促進に向けたサポートを受ける。
受賞した11件のうち7件がヘルスケア領域で、医療や障がい者向けのソリューションが目立った。以下は7件のソリューション概要。
- 大賞
・臨床現場において医用画像を短期間でXRメタバース化するシステム「Holoeyes」(Holoeyes株式会社) - 優秀賞
・簡単にどこででも行えるVRゴーグルを用いた認知機能テスト「脳健康VR測定」(MIG株式会社) - 奨励賞
・スマートフォンアタッチメント型の眼科医療機器Smart Eye Camera (OUI Inc.)
・リハビリの質向上や個別最適化を目的とした障害児者向けデジタルリハビリツール「デジリハ」(株式会社デジリハ)
・AIを活用して細菌検査初期に正確に原因菌を推定、適正抗菌薬を提示するスマホアプリ(カーブジェン株式会社) - 技術特別賞
・ARモデルと3D printing 模型を融合した歯科臨床教育プラットフォーム「DenPre3D Lab」(株式会社Dental Prediction)
・音響同期による視聴覚障害者向け映画館ガイド「HELLO! MOVIE」と「字幕メガネ」(ハロームービー株式会社)
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