休診で婦人科を受診できず困った時、女性はどんな行動をとる?

年末年始や週末祝日など医療機関が休診で受診できない時、女性はどんな行動を取るのか?生理・PMSの共有アプリ「ケアミー」が、20〜40代の女性を対象に調査を実施した。調査は婦人科に限定したものだが、他科にも当てはめて考えられる結果だ(調査実施は2025年1月)

女性が婦人科に行けず困ったのは、どんな不調?TOP10

20〜40代の300名の女性に、婦人科に行けず困った症状を聞いたところ、トップ3は「生理痛」「不正出血」「PMS」だった(複数回答)

  • 1位:生理痛(40%)
  • 2位:不正出血(21%)
  • 3位:PMS(19%)
  • 4位:排卵痛(16%)
  • 5位:経血が多すぎる(15%)
  • 6位:生理不順(15%)
  • 7位:性感染症の症状(15%)
  • 8位:生理が終わらない(10%)
  • 9位:生理がこない(10%)
  • 10位:妊娠に関する不安(6%)

 

婦人科に行けない代わりにネット検索、5割超え

続いて、婦人科に行けず困った時に取った行動を聞いたところ、「症状についてインターネットで調べた」が最多で半数を超えた。

婦人科に行けず困った時に取った行動は

【出典】ヘルスアンドライツ

 

だが自由回答では、インターネットで調べても不安を解消できなかったという声が多く寄せられたという(以下)。正確で信頼できる情報が、今なお未整備である実態が浮き彫りとなった。医療機関を受診できない週末祝日や夜間など、とりわけ不安が増大しやすいすいタイミングでの適切な情報へのアクセスも、今後の課題だ。

  • 専門用語が多くて理解できなかった(23歳)
  • 症状について調べてみたが、情報が多すぎて逆に混乱した。結局どれが正しいのか分からず、不安が増した(33歳)
  • 検索したら深刻な病気の可能性があると書かれていてパニックに。年末年始は病院にも行けず、誰にも相談できなくて本当に困った(38歳)
  • 症状の緊急性が分からず、救急外来を受診するべきかどうか迷った(26歳)
  • 医療機関に行けないことで、自分の症状が悪化するのではと不安だった(31歳)
  • そのうち治るだろうと思い放置していたが、不安な気持ちは消えず、お正月の間も気が休まらなかった(42歳)

 

 

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