女性の消費行動の特徴を反映したサービス「レスパス」
「運動をした方がいいのはわかってるけど、なかなか始められない」「続けられない」という女性は多い。食生活改善と同様、運動もまた、習慣化や行動変容が難しいとされる健康行動だ。
そんな課題点を捉えた、女性の健康行動を促すフィットネスサービスがある。グリー(東京・港区)の子会社であるレッスンパス(東京・港区)が提供する「レスパス」だ。サービス開始から約1年半で加盟店は2000にまで増え、現在も拡大中だ。シンプルなサービスだが「スポーツとの出会い方や楽しみ方」に工夫がある点が、加盟店の増加や女性たちの注目を集めている要素になっているようだ。
レスパスのサービスの仕組み
レスパスは、月額9,800円で30,000件あるレッスンの中から好きなものをいくつでも受けられるフィットネスサービス。レスパスに加盟している店舗がレッスンを提供しており、会員は、申し込んだレッスンが開催されている場所まで出かける。
レッスンは、ゴルフ、ボルダリング、ファンクショナルトレーニング、ヨガ、ホットヨガ、ピラティス、ダンス、バレエ、格闘技、加圧トレーニングなど実に多彩だ。定番のフィットネスはもちろん、剣術や和太鼓など「こんなフィットネスもあるんだ!」というものまである。
女性の消費行動の特徴を抑えているサービス
一つの店舗(商品・サービス)の利用を続けるよりも、色々な店舗をちょこっと利用したら他もちょこっと利用!というようにハシゴを続ける消費行動は、女性特有だ(もちろん、一つを長く愛用する女性もいるが)。ハシゴする理由としては「なかなかしっくりくる店舗と出会えない」というケースと、「色々な店舗を利用してみたい!」という、常に新しいことに興味の対象が移っていく、というケースに大別される。特に昨今の女性は精神的にも経済的にも自立している女性が多く「新しいモノ・コト・人」への出会いに積極的に関与することで自分の世界をもっと広げたいというニーズがある。レスパスはまさにこういった女性のニーズに応えてくれているサービスだ。
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