女性誌提案の人間ドック、ニーズとらえ細やかな配慮

50代以上の女性をターゲットにした人気女性誌が、独自の人間ドックを女性読者に提案している。「ハルメク(ハルメク)」は「ハルメクがつくった人間ドック」を、「毎日が発見(KADOKAWA)」は「毎日が発見がつくった人間ドッグ」を誌面で紹介している。受診希望者は、それぞれが提携している施設で人間ドックを受けられるという流れだ。

2誌が提案する人間ドックは女性専用で、50代以上の女性がかかりやすいがんや病気を調べられるプランが用意されている。また、「人間ドック後に自宅に届く検査結果を自分で見ても専門用語が多くて分からない」という不満解消に応えるため、医師から直接結果説明をする施設とのみ提携しているという。プランの選定から申し込みまでの流れもシンプルでわかりやすい。中高年女性の健康ニーズや不満を知り尽くしている女性誌ならではの配慮が散りばめられている。

男性よりも健診や人間ドックの受診率が低い傾向にある女性(とりわけ専業主婦やパート勤めの女性)に向け、女性の身近な存在である女性誌から受診を提案する、という2誌の取り組み。女性の行動変容を促し、受診率向上に大きく貢献しそうだ。

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