ジェンダード・イノベーションに関する最新動向
フェムテックの一大トレンドを契機に、今ヘルスケア業界では、人々の健康問題や健康ニーズを性差分析し、女性向け・男性向けに新たなヘルスケア製品を開発しようとする「ジェンダード・イノベーション」への関心が高まっています。本稿では、ジェンダード・イノベーションに関する最新動向のキャッチアップに役立つ最新動向をまとめています。随時追加中(最終更新:1月23日)。
ジェンダード・イノベーションの最新動向
- 【2023.4】
<NHKスペシャル>“男性目線”変えてみた#1「性差医療の最前線・同じ病でも男女に違い!?」 - 【2023.2】
ジェンダード・イノベーションEXPO、東京ビッグサイト開催 - 【2023.1】
<文部科学省 情報ひろば>企画展示 「性差に基づくイノベーションについて考えてみませんか?」の開催
- 【2022.12】
<産学官連携ジャーナル>ジェンダード・イノベーションと産学連携 - 【2022.12】
< エイジンググレスフリー>AG世代がいちばん話したいこと「多様な幸せを実現できる社会のために」ジェンダード・イノベーションを知ろう - 【2022.12】
<BeautyTech.jp>フェムテック発展のカギはジェンダード・イノベーション。避妊分野での米国最新事情 - 【2022.11】
<矢野経済研究所×ウーマンズ対談>ジェンダード・イノベーション、商機はどこ? - 【2022.9】
<矢野経済研究所×ウーマンズ>ビジネスイベント「矢野経済研究所のフェムテック研究員と語る、女性ヘルスケア業界の新スタンダード ジェンダード・イノベーション〜現状と国内事例〜」 - 【2022.9】
<日本学術会議>学術フォーラム「性差研究に基づく科学技術・イノベーション」開催 - 【2022.8】
<総合科学ジャーナル誌 nature>研究に性差分析を強く求めます - 【2022.8】
<NIKKEI STYLE キャリア ダイバーシティ>性差分析で技術革新 医療やAI、「男性基準」を是正 - 【2022.7】
<保健指導リソースガイド>女性の「心臓発作」の症状は男性とどう違う? 女性でも胸痛・発汗・息切れが多い 「性差医療」が必要 - 【2022.6】
お茶の水女子大学 ジェンダード・イノベーション研究所設立記念キックオフシンポジウム開催 - 【2022.6】
<日経XTECH記事>実は男女で異なる病気の症状や訴え方、AIで性差を考慮した診断・治療を支援 - 【2022.5】
女性活躍・男女共同参画の重点方針(女性版骨太の方針 2022)にて「科学技術・学術分野において男女共同参画を進め、研究・技術開発に多様な視点を取り入れていくことは、ジェンダード・イノベーションの創出にもつながり、重要である」と言及 - 【2022.4】
日本性差医学・医療学会が「性差医学・医療研修セミナー」の配信を開始 - 【2022.4】
<日本経済新聞>狭心症の痛む場所、男女で違う 性差を知って健康管理 - 【2022.3】
「ドイツ 科学・イノベーション フォーラム東京」と「ベルリン日独センター」が、パネルディスカッション「フェムテック――イノベーションによるエンパワーメント?」を開催 - 【2022.3】
<性差医療情報ネットワーク>なぜくも膜下出血は女性に多いのか? - 【2022.1】
リサーチ会社のネオマーケティングと当社ウーマンズが、2000名の女性を対象に共同で「性差医療に関する認知度調査」を実施 - 【2021.11】
<日本経済新聞>性差分析、米欧で広がる 研究開発の革新高める効果 - 【2021.8】
日本学術会議、広島大学が公開シンポジウム「ジェンダード・イノベーション 一人ひとりが主役の研究開発が新しい未来を拓く」を開催(動画はこちら) - 【2021.7】
名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリが、ロンダ・シービンガー教授(スタンフォード大学教授)を講師に迎え、講演会《Gendered Innovations》を開催 - 【2021.3】
第6期科学技術・イノベーション基本計画にて「研究のダイバーシティの確保やジェンダード・イノベーション創出に向け、指導的立場も含め女性研究者の更なる活躍を進めるとともに、自然科学系の博士後期課程への女性の進学率が低い状況を打破することで、わが国の潜在的な知の担い手を増やしていく」ことが閣議決定 - 【2020.12】
第5次男女共同参画基本計画にて 「これまでの男性の視点で行われてきた研究・開発プロセスを見直し、男女の心身の違いやニーズを踏まえ、性差を考慮した研究・技術開発を求める。研究遂行過程において女性を積極的に評価し、女性の視点を取り入れた研究プロジェクトを推進する」ことが閣議決定 - 【2020.8】
<時事メディカル>増える女性アスリートの膝前十字靱帯損傷 リスクの男女差知り、予防を意識したトレーニングを - 【2017】
<J-STAGE>リハビリテーション医療におけるジェンダーの視点
ジェンダード・イノベーションとは?
ジェンダード・イノベーションとは、科学・技術・政策など幅広い分野において性差分析を取り込むことで、新しい視点を見出しイノベーションを創出することを指します。命や健康に直結しやすい医療・ヘルスケアの分野においては特に必要とされる考え方で、性差分析を取り込むことにより、これまでは明らかにされてこなかった、あるいは着目されてこなかった女性特有/男性特有(※)の健康問題・健康悩み・健康ニーズをより正確に捉えた製品・サービス開発につなげられることが期待されています。2022年には政府が「女性活躍・男女共同参画の重点方針(女性版骨太の方針 2022)」の中でジェンダード・イノベーションに言及したことでも、性差分析の関心が社会的に高まるきっかけとなりました。※ここでは生物学的性差を指して「女性」「男性」と記載しています。
ジェンダード・イノベーションEXPO開催(2023年2月/東京ビッグサイト)
性差に着目したヘルスケアソリューションと最新情報が集まるBtoB展示会「ジェンダード・イノベーションEXPO」を開催します(2023年2月8日〜10日,東京ビッグサイト)。第1回目開催の「FEMTECH ZONE(2022年2月)」に続く第2回目のテーマは、性差分析を取り込むことで新しい視点を見出しイノベーションを創出することを意味する「ジェンダード・イノベーション」。
あらゆる産業界に先行して性差分析が進むと見込まれるヘルスケア業界が国内のジェンダード・イノベーション市場を牽引し、そして、あらゆる年代・ライフステージ・状況における女性特有/男性特有の健康問題を解決できる市場の創出を目指し、出展企業・ビジネスカンファレンス登壇者・公式メディアパートナー・来場者とともにEXPOを盛り上げてまいります。ヘルスケアビジネスに従事するビジネスパーソンや医療者はもちろん、多様な業界の皆様のご来場を心よりお待ちしております。詳細はコチラ!(主催:健康博覧会/企画:ウーマンズ )