台湾のヘルスケア市場5.8兆円、プレシジョンヘルスケアに注力 ゴールは国際的ベンチマーク

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日本台湾交流協会が、台湾のヘルスケア市場動向をまとめたレポートを公開した。台湾進出や台湾企業との協業を検討する日本企業に向けたもので、日台のヘルスケア市場の現況を比較しながら、市場のニーズの把握や、可能性のある日台の協業モデルなどを整理した。

当調査が定義するヘルスケア市場は、医薬品市場、医療機器市場、医療サービス市場(予防・診断領域、治療領域、回復・ケア領域)で、日本69.2兆円に対し、台湾は5.8兆円。日本と比べ台湾のヘルスケア市場は小さいものの高い成長率で発展しており、特に、医療機器市場と医療サービス市場の回復・ケア領域が急速に拡大している。

 

日本同様に急速な高齢化が進む台湾では、2025年に超高齢社会に突入する。人口減少トレンドに向かうなか喫緊の課題は持続的な経済発展で、その施策の中核にプレシジョンヘルスケア産業を据えている。プレシジョンヘルスケアは、個々の特性に合わせた治療やケアを提供する、いわゆる個別化医療のことで、ビッグデータやAIなどの先端デジタル技術を活用し、国際的なベンチマークにまで育てることをゴールにしている。

レポートでは市場別のトレンドや課題のほか、日台それぞれの関連企業・団体から収集した声も掲載。双方の強みや障壁など、協業・交渉を進めるにあたり心得ておくべき具体的な項目について確認できる。

 

 

フェムテックレポート ビジネスモデル、需要性、課題

 

 

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