ロート製薬、更年期女性向け医薬品を新発売、漢方製剤のハードルに着目
ロート製薬は先月、更年期女性向けの生薬製剤の医薬品「ラフローラ」を発売した。女性ホルモン調整、自律神経調整、鎮痛、滋養競争、血行促進、水分代謝の作用がある9種類の生薬を配合。生薬本来の力を引き出す配合・抽出法にこだわった。
同社は2007年に漢方薬シリーズの「和漢箋」から更年期女性向けに商品を発売しており、それ以来となる。当時は、価格が高かったことや店頭で差別化を図れなかった他、ユーザーの実効感の低さなどから、2018年以降で販売終了となった。
今回は、更年期訴求で2度目の開発。働く女性の増加により、日常生活の中で休息を取ったり通院が容易にできないといった状況に直面する女性が増えていることから、更年期症状のセルフケアの需要が高まると見ており、開発にあたっては、更年期障害に対して用いられることが多い漢方製剤ならではの「個々の体質や症状に合わせた処方を選ぶ」というユーザーのハードルに着目。漢方の診断によらない商品選択ができるよう、さまざまな体質でも利用できる生薬製剤の医薬品を発売することにした。実効感の点でも、生薬製剤が適していると考えている。
現在は通販のみでの販売だが、販路拡大を視野に入れているとのこと。
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