女性市場トレンドと消費傾向

ヘルスケア市場で存在感増すCBD ブームは日本へも

植物の麻に含まれる成分、CBDがアメリカでブームになっている。国際ニュース週刊誌のニューズウィーク(2019.10.29号)によるとアメリカではすでにドラッグストア大手や大手スーパーがCBDを扱っており、市場規模は現在の6億ドルから2023年には237億ドルへと拡大する見込み。その波は日本へも。2018年〜2019年にかけて急激に関心が高まった。

CBDとは

Googleトレンド「CBD」

CBDとは

CBDとは、植物の麻に含まれる物質「カンナビジオール」のことで、痛みや身体の不調、メンタル不調などに効果があると言わている。無害で安全であることは多くのデータがすでに証明しているものの、効能について医学的な実証はまだされていない。しかし米国を中心にCBDへの期待が急速に高まっていることを背景に、医学的な実証に向けた臨床試験が多数進んでいる。その理由をニューズウィークは次のように述べている。

多くの研究者がCBDに関心を示す理由は何か。まず(ほとんどの薬剤に付きまとい、時には致命的になり得る)副作用が報告されていない。しかも実に広範囲な、かつ深刻な症状への適用が期待されているからだ。(引用:ニューズウィーク10月29日号p.53)

ニューズウィークは米国のCBD市場や企業動向について解説。詳細を把握したい方におすすめ。

週刊ニューズウィーク日本版 2019年10月29日号

CBDの商品事例

CBDを含有する商品は種類も数も米国が先行しているが、日本国内でもCBD含有商品を目にする機会が増えている。

CBDオイルを舌下摂取

CBDのアイテムとして特に認知されているのが、CBD含有のオイル。スロベニアに拠点をおくファーマヘンプ社によるCBD含有のオイルが国内では知られており、舌にオイルを数的たらして摂取する。CBD含有オイルを販売する楽天通販サイトの女性たちの口コミを見ると以下のような投稿が並んでいる。

  • 癌治療の痛み緩和に
  • 更年期障害(によるメンタル不調)のケアに
  • 睡眠導入剤のかわりに
  • パニック発作の対策に
  • イライラの緩和に
  • 原因不明の疲れ対策に
  • 慢性疲労対策に
  • ひざの痛み緩和に
    など

さまざまな不調の対策に使われている様子で、評価は高くリピート買いしている人も見られる。

エステサロンでCBD

エステでも美容・健康メニューとしてCBDが取り入れられている。ビューティサロン予約サイトのホットペッパービューティで「CBDオイル」で検索をかけると、まだ少数ではあるが複数のサロンがヒット。CBDオイルをプレゼントしているサロン、CBDオイルを足つぼに使用しているサロン、CBDオイルをフェイシャルメニューに使用しているサロンなどがある。

CBD入りプロテイン

CBD入りのプロテインも登場している。2019年の食品開発展で(株)DropStoneがCBD含有の植物性プロテインをお披露目した。

 

 

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