シワ改善に「貼るサプリ」期待大 ネックは…
「リンクルショット メディカルセラム(ポーラ)」の昨年の大ヒットで、シワ改善美容液が女性たちから絶大なる支持を集めているが、一方、マイクロニードル技術を使った商品の登場で「貼るサプリ」にシワ改善を期待する女性も増えている。
小さな針から肌へ 直接美容成分を注入
マイクロニードルとは、ミクロサイズの小さな針から肌へ、ヒアルロン酸などの美容成分を直接注入する技術。目元パックなどのシートに小さな針がぎっしりと並んでおり、シワの気になる部分にシートを貼り付けると皮膚内部で針が溶け成分が肌の深部に浸透する。日経トレンディ1月号の2018年 ヒット大予測p.31(日経BP社)の中で「貼るサプリ」として紹介されたことで、さらに注目度が高まっている。
効果に満足するも、継続利用がネック
商品購入者のレビューには、「『塗る』よりも効果大」「寝る前につけたら、翌朝はシワがふっくらしていた」「確かにシワは薄くなったような気がする」など、効果の高さを評価する声が多い一方で、「(価格が)高いのが残念」「もう少し手ごろな値段ならリピートしたい」と、価格に対する不満が目立つ。商品によるが、1回分は1,000円〜2,000円のものが多く、1ヵ月間毎日使えば30,000〜60,000円。確かに毎日のケアで継続利用するには高めだ。
売り上げが好調のリンクルショット メディカルセラムは、生産効率が飛躍的に向上したことで製造コストの低減に成功し今年の1月に価格を改定したものの(改定前:15,000円, 改定後:13,500円)、価格をネックに購入を諦めている女性は未だ多く、マイクロニードルの商品も、価格の高さにリピート利用を断念する女性が目立っている。
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